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攻めて、いこうぜ。

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86号車がポイント獲得圏内に浮上してきた。

15位以上は決勝レース終了後の順位に対してポイントが与えられ、

年間を通じて最高得点を獲得したものに、チャンピオンボーナスが与えられる。

 


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カナタがポイントランカーになる・・・

そのことが現実になりそうと思うだけで、オガタは震える。

「そんなこと想像もしてなかった。

ポイントランカーになることは全てのMFG出場者にとって夢であり憧れだものな・・」

0.1ポイントでも獲れば様々な優遇がある。

タイヤは全てタダになるし、

セコンドブースだって申し込まなくても優先的に準備してもらえる。

 

相葉は、

何よりゴールドの縁取りのカーナンバーが嬉しいという。

カッコいいし、プライドがくすぐられる。

 

15位に入らなくても、それだけで十分。

無理しないで、クルマ全損してもいいから無事に戻って来てくれと祈るオガタ。

 

ほとんど視界がきかない濃霧の中、完璧なコーナリングを続けるカナタ。

急坂を下りながらのフルブレーキングから右の直角ターン!!


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宮ノ下交差点をあざやかにクリア!!

 

86のドローンから送られてくる映像には競技車両前方の風景が全く見えない。

ゾッとする程怖い映像。

デスエリアで何と!

8台のマシンをごぼう抜き!!

(現在27位)

驚異的な86の走りに、実況も次第に言葉を失っていく・・

26

25

さらに順位を上げる。

実況

「こんなことがあるから面白い。

このドライバーの存在は、間違いなく今シーズン最大のトピックになることでしょう!!」

 

86はついにデスエリアを抜けた!

前方に大平台のヘアピンカーブがクリアーに浮かび上がる。

 

食い入るように中継を見ている統括本部長の上有。

メイン映像が86号車以外捉えない。

これじゃ他のドライバーからクレームが来る。

もっとも、そうしないと視聴者からのクレームでサーバーがダウンするかな・・

 

ヘアピンカーブで見事な4輪ドリフトを見せる86。

その姿に上有は

白黒のパンダトレノ・・

藤原拓海の超高速四輪ドリフトを重ねる。

 

24位。

オガタからカナタに無線。

「こちらオガタ。

残りは9台!! オーバ!!」」

 

決勝進出の15位以内に届くのか?

全世界3千万人のMGFウォッチャーが見つめる。

「片桐夏向を、決勝でも見たいぞ!!」

——11話ここまで。

エムエフゴースト 12話に続く

〇感想

決勝には行くと思いますが・・・

もしかしたら相葉(暫定5位)も捉えるかも?


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