5月4日 午後4時

DL球場 実戦(シート)ノック中。

夏の予選まであと2か月ちょい。

シートノックも中身の濃いものにしなくてはならない。

本番までひたすら実戦実戦。
 
 


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狩野
「これ以上ない実戦相手も見つかった。」

連日やられっぱなしらしいが、その相手とは・・・

なんと、藤巻監督。

毎日選手たちと打ち込むうちに打撃開眼したらしい。

狩野曰く、

高校生で藤巻監督をしのぐ強打者はいないかも。

監督を抑えればおのずと甲子園は見えてくる。

 

1場面目。

夏の大阪大会決勝。

相手は春王者の快苑。

2-1

DLリードで迎えた9回裏、快苑の攻撃。

1アウト1・3涙でバッター万年。

単打で同点、長打ならサヨナラ負け。

0でおさえれば甲子園。

ピッチャーの天津は低めを攻めなくてはならない。

天津投げた!

狙い通りアウトロー!

投げた本人は「ビシバシ」

しかし、カッと目を見開いた藤巻監督、

いとも簡単に場外まで運んでしまった。

届くはずのないアウトローだったのに・・・

午後6時。

打撃練習と走塁練習とに分かれている。

走塁練習の方では、長野が先生をやっている。

狩野に

「第2のリードとは?」

と質問。

狩野の答え。

投手が投げてからとるリード。

正解。

接戦、投手戦を制するのは走塁。

第2リードをしっかりとれてるチームは、少ないチャンスでも効率よく点が取れる。

長野
「水餃子があれこれメモっとる。

もっぺんおさらいしてから走塁練習入れ!!」

水餃子とは、丸井のこと。

丸井のノートをを見せてもらうと・・

第2リードについて、図解入りでわかりやすくまとめてある。


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ゴー・バックの切り替え時の右足の使い方まで丁寧に書いている。

目を丸くする狩野。

丸井は単なる備忘録と謙遜するが・・・

走攻守のあれこれビッシリと書き込んでいる。

狩野
「DL野球の豚の巻やないか・・・」

狩野は丸井に捕手にコンバートを命ずる。

驚く丸井。

持てる全てを教える上級生。

貪欲に胸を借りる下級生。

封建的な壁を破壊した狩野のおかげか、

今までのDLとは違う上下関係が出来上がりつつある。

今年の投手陣は

天津 阿比留 ロバート 檜の4本柱。

全員がエースの自覚を持たなくてはならない。

もはやエースが一人で投げ抜く時代ではないのだ。

以上、天津談。

檜の球を楠が受けている。

いいボールが行っている。

気合も入っている。

投げ過ぎを注意されても、

檜「もう一球」

気迫に押されて楠も承諾。

 

ドッ

 

強い球を投げる。

調子は悪くなさそう。

監督がトレーニングセンターの一室で野球中継を見ている。

ドラ1でヤクルートに入った烏丸がサヨナラ安打。

1年目から活躍している。

そこに檜が入って来た。

檜は監督を真っ直ぐに見て、

自分はDLには興味はない。

狩野とバッテリー組むためだけに入学したのに、

狩野は1塁手になってしまった。

ここにいる理由がない、

「自分、DL辞めます。」

あまりに突然のことに藤巻監督は顔をゆがめるばかり・・・

——137話ここまで。

バトルスタディーズ 138話に続く

〇感想

やっと檜の名前が出てきたと思ったら、

辞めたいと・・

練習を見ている限りではやる気に満ちていたような。

子供っぽい檜の事だから、

自分がエースじゃなきゃ嫌だとか、そんなとこじゃないでしょうか。


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