シリーズ 災害医療 9話目!!

ペルソナの屋上。

サクラと加瀬と下屋が話している。

 


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震災から1週間がたって、被災地はどうなっているのかを話している。

加瀬
「・・・まぁ被害はかなり大きかったし、復旧復興にはまだだいぶ時間がかかるかもな。」

また被災地に行く事はあるのかと下屋に聞かれて

加瀬は

医療救護班から要請があれば行くかもしれないが、DMATとしていく事はないと答える。

DMATとして行ったのは、急性期と呼ばれる地震発生からだいたい48時間。

人がしなないように対応する災害医療。

今は亜急性期に入っている。

亜急性期とは震災による関連しを増やさないための時期。

病院としての機能がストップしている施設も多いし、

そのしわ寄せを受けている病院も少なくない。

四宮のことを心配する3人・・

避難所に往診に来た四宮。

ミツルが駆け寄る。

四宮は妊婦健診に来たと言い、ミツルの奥さんの様子を聞く。

ミツルが

・水はトイレが近くなると言ってあまり飲んでいない。

・散歩も、片方の足が腫れていてできない。

というと、四宮の顔色が変わる。

「おい、ミツル、今奥さんどこだ?」

 

そのころ、ミツルの奥さん(トモエさん)は車の中で苦しんでいた。

四宮とミツルが駆け付ける。

トイレに行って戻ったら、だんだん息が苦しくなってきたという。

右足が大きく腫れている。

救急車を呼ぶ。

 

15分で病院に到着。

待機していた医師や看護師が迅速に処置に取り掛かる。

呆然と立ち尽くすミツルに、四宮は処置が終わるまでベンチに腰掛けているように言う。

 

しばらくして・・・

処置室から四宮が出てきた。

トモエさんの状態は、今は落ち着いているそう。

安心するミツル。

四宮がトモエさんの状態を説明する。

トモエさんがこうなった原因は・・

肺血栓塞栓症。

・トモエさんは深部静脈血栓といって、太ももからひざ下にかけて静脈に血栓(血の塊)が出来ていた。

・足の腫れはその塊が栓になって詰まらせていたもの。

・恐らくトイレに行ったときに足の血栓が肺の血管まで流れていった。
それが肺の血管を詰まらせたことで呼吸が苦しくなった。

いわゆるエコノミークラス症候群。


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長時間座りっぱなしで足を動かさないでいると、血栓ができやすくなる。

それに妊娠中は5倍ほど血が固まりやすくなる。

肺血栓塞栓症は時には命にかかわることもある。

だから四宮はミツルに強く言ったのだ。

うなだれるミツル。

今は血栓を溶かす薬を使って治療をしている。

まだ血栓が残っていてさらに肺に流れる可能性もあるので、しばらく入院することに。

ミツルは改めて四宮に礼を言う。

もし四宮が避難所に来てくれなかったらどうなっていたか・・・

四宮父さんの指示だったのだが・・・

なににせよ、よかった。

とりあえずお腹の赤ちゃんは元気なので、今はトモエさんの状態を安定させる事を優先するという四宮。

夜になり・・

井口先生が薄暗い廊下のベンチに腰かけている。

明らかに疲労が限界に達している。

通りかかった四宮が声をかける。

「大丈夫ですか?」

どう見ても大丈夫ではないが、大丈夫と答える井口先生。

四宮が、今日はもう帰ったほうがいいといっても、

出血が気になる妊婦や、他に未分娩の妊婦が二人いるからと言って、帰らない。

それに応援に来ている先生を残して帰る訳にはいかないと、律儀な井口先生。

その時井口先生のポケットから何かが落ちた。

井口先生はすぐに拾ったが、四宮はそれが睡眠導入剤であることを見逃さなかった。

当直室で少し横になると言って去っていった井口先生の後ろ姿を見て、四宮は心配する。

四宮のところに師長が来て、やはり同じことを言う。

「大丈夫かな・・・井口先生。」

この1週間食事もろくにとってないし、ちゃんと眠れてもいないはず。

この1週間、労働環境は過酷さを増す一方。

四宮
「当然ですよ。」

ここで働く皆だって被災者だから・・

宿直室の井口先生。

家族に電話している。

今日も帰れないことを告げ、子供たちの様子を聞いて電話を切る。

身も心もとっくに限界を超えている井口先生は自らの頭を抱えてしまう。

——223話ここまで。

コウノドリ 224話に続く

〇感想

医者が倒れてしまってはさらに病院が回らなくなる。

わかっていても、休むわけにはいかないジレンマ。

どこかからか応援もう一人呼んでもらえないのかな。

そして応援が来たら井口先生と四宮父さんは少し休んでいいと思うのだけど・・


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