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おめでとう。

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千代ちゃんはキヨシからの花束を受け取り

「こちらこそよろしくお願いいたします。」

 


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キヨシは嬉しさと驚きで腰が抜けそうになる。

よろよろと後ずさりした後、

「わっわああああああ・・!!」

と叫び、

「千代ちゃんが俺のこと・・・

好きだってーぇあああああ!!

ああああああ・・・ああっ・・あああああ!!」

千代ちゃんは恥ずかしがるが、キヨシの叫びは止まない。

と思ったら急に止んだ。

千代ちゃん「どうしたの?」

キヨシはもじもじしながら、尿意をずっと我慢していたことを告白。

千代ちゃんは笑いながら

「早くいってきなさい。」

 

二人の幸せなやり取りを聞いていて花は思う。

(やっぱり花ちゃんは天使だ。)

自分は言うだけのことを言った。

キヨシもすべて正直に言った。

それでもあの変態を受け入れる千代ちゃんは天使。

これはもう、素直に祝福するしかない!!

雨も上がり、花は全て吹っ切れた顔をしていた。

花は二人に ” おめでとう ”と声をかけに近づく。

留置場の理事長。

娘たちに幸せが訪れるようにと願いながらずっと壁に何か掘っていた。

ついにそれが出来上がった。

” 夏休みには

コパカバーナビーチへ

行けますように。 ”

まるで活字のようなきれいな字。

海岸にタクシーを止めて海を見ている芽衣子とケイト。

万里を思い、

号泣しながら酢イカを食べている。


空港。

機内の万里。

窓から駐機してある飛行機を見ながら学園の皆を思う。

千代のこと・・


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芽衣子、花には迷惑をかけたことを詫びている。

(私はこれまでの責任を取って学園を去ります・・)

ペットボトル筏のガクト達。

川下りは順調な様子。

女の子たちも楽しそう。

海ももうすぐ!?

リサとアンドレのデート。

二人で楽し気に浜辺を走っている。

万里はふと思う。

もしも・・

男子共が入学してこなかったら・・

どうなっていただろう。

きっと私は今も裏生徒会長を続けていて、

芽衣子は厳しく学園内の風紀を取り締まり・・

花は穏やかにお茶を入れていて・・

平和で、穏やかな女子だけの学園生活が続いていたでしょう・・

そう。

こうなったのも全て男子が入学してきたから。

だからやっぱり・・

男はクズ。

それは間違いない。

だけど・・

奴らが来てからの学園生活は・・

 

楽しかった・・・

 

万里の口元は緩み、飛行機は晴れ渡った空に飛び立っていった。

近づいてきた花を笑顔で迎えるキヨシと千代ちゃん。


「最後に・・・

私から二人へ一言だけ・・」

花は ” おめでとう ” と言おうとするのだが急に吐き気が催してきた。

この感じは、確か以前にも・・

電車の中でキヨシに、私と付き合っちゃえば?と行った後のあの感じだ。

そして花の口から出た言葉は

「やだああああああ」

泣き叫ぶ花。

——276話ここまで。

監獄学園 プリズンスクール 277話に続く

〇感想

読んでて途中から

なんかもう終わりみたいな感じだな・・・

などと思っていたら・・

なんと!

次回最終回!?

ホントに?

花は泣き叫んでいるのに?


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