酒をあおって車を運転し始めた鬼頭。
鬼頭、泣きながら運転している
(みんなと同じように野球に熱中してきた。
上を目指して。)
どこで歯車が狂ったのか・・・
鬼頭の車を追って全速で走って追いかける寮監。
ミラーを掴んだ。
停まれ鬼頭~ と叫んでも鬼頭は停まらない。
しかし鬼頭は泣きなら、助けて菩提先生(寮監の事)~と言っている。
寮監は力尽きてミラーを放してしまう。
走り去る車・・・
表の通りまであとわずか!
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そのころ、住之江公園野球場では、DLが本来の調子を取り戻し、満附を突き放しにかかっていた。
8回裏、6,7,8番のタイムリーで6対2!
しかもまだツーアウト1・3塁。
あと3点でコールド成立である。
この場面でこの男が登場。
場内アナウンス
「9番ライト、狩野クン。」
バッターボックスに向かう狩野に烏丸が声をかける。
ワシまで回せよ、狩野。
それに対する狩野の返事は「いいえ」
目を丸くする烏丸。
金川も、狩野が打ちそうな予感がしている様子。
1年の狩野が4強の一角、満付相手にサヨナラコールド決めたら、DLの層の厚さに他校は震え上がる。
金川
「さぁ、神様からのテストや、超新星。
無難に烏丸につなぐか、一撃で終わらすか・・・」
買いかぶりすぎかな。
バッターボックスに立った狩野。
(震えろ大阪。
もう1発ド派手にぶち込んで、チームを大波に乗せる。)
今年のDLは怪物ぞろいと評判だが・・・
ピッチャー投げた!
狩野
(一番ヤバい雄は、ワテ。)
ジャストミート!
打球は放物線を描いてバックスクリーンへ!
ベンチから飛び出すDLの選手たち。
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午後4時、月光寮の洗濯場。
狩野が洗剤のストックが切れたので出してもらおうと寮監や部長を探すも見つからない。
そこに花本が狩野を呼びに来る。
烏丸が風呂場に来るように言っているという。
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大きな露天風呂に、烏丸と狩野が二人で浸かっている。
烏丸は今日の狩野の活躍をたたえている。
そして檜の話題になる。
烏丸は、檜にはどん底を這わせろという。
あのタイプは限界が来たら必ず甘えてくる、それまでアメは与えるなと。
湯から出て、烏丸の背中を流し始める狩野。
改めてじっくりと烏丸の背中を見る狩野。
その大きな背中には”漢”がにじみ出ているのであった。
烏丸は、一時まとまりがなくなりかけたチームの事を話し出す。
あの時は不安だったが、近畿大会優勝して皆がまとまったと。
そして甲子園への道が開けた。
烏丸
「狩野、一緒につかもうな・・・
優勝旗。」
狩野「ハイ。」
—
そのころ、DLトレーニングセンターの事務所に部長、寮監、海宝、朝日出両コーチの四人が集まっていた。
とてつもなく重い雰囲気である。
全員下を向いている。
部長
「なぜこんな・・」
寮監
「スマン。」
そして部長は、
子どもたちには言えないよ・・・
——128話ここまで。
バトルスタディーズ 129話に続く
〇感想
狩野の活躍は見事でしたが、最後の寮監たちのシーンが気になりすぎて全部吹き飛んでしまいました。
鬼頭の件が、どう見ても最悪の結果になってしまったとしか思えません。
たぶん、事故って警察沙汰になったのでしょう。
部長の「子どもたちには言えないよ。」ということばからしてもそうでしょう。
まさかの出場停止!?
どーいう展開!?
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