留置場に入れられた心。

ウトウトしながら自宅の夢をみる。

そこには、いないはずの妻が元気な姿を見せる。

ばあば(心の母)が赤ん坊の未来を抱いている。

とても幸せな光景。

そこにじいじ(佐野)が帰って来た。

心のことを正義と呼ぶ。

 


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ここで目が覚めた。

看守が呼びに来て、心は留置場を出られた。

 

街を歩くと、皆の視線が冷たい。

完全に犯罪者を見る目だ。

 

家についた。

佐野の奥さんは温かく迎えてくれた。

学校への連絡は佐野がしてくれたらしい。

鈴は相変わらず自室に閉じこもっている。

 

ここで電話が鳴る。

朝から、無言電話が多いとのこと。

心が出てみる。

相手は名乗らず、

 

お前が犯人じゃないのか?

この村から出ていけ。

佐野も佐野だ。

警察官でそばにいながらこんなことに。

 

と言ったことを一方的にしゃべって切った。

慎吾も心を疑いの目で見ている。

 

心が駐在所で待っていると、佐野が戻って来た。

心と佐野、お互いに詫びる。

心は不安に思っていることを聞いてみる。

「自分・・・また捕まってしまうんでしょうか?」

佐野はそれには答えず、とりあえず一杯飲むことに。

 

佐野は今わかっていることを話す。


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・明音ちゃんと長谷川のし因は青酸カリ。

・自さつか、他さつかは今のところ不明。

・ただ、木村鍍金工場から青酸カリがなくなっていた。
それを調べる必要がある。

 

佐野は、この後どうなるのかを心に聞く。

心は、ノートは捨てたと答える。

ノートに書いてある未来と、別の事が起きている。

明音ちゃんの失踪事件は1か月早く起きた。

長谷川の事もこうなるはずではなかった。

 

佐野
「どうなるはずだったんだ?

この先・・音臼村で。」

 

佐野が核心をきいてきた。

心がこれまで避けてきた話題だが・・


「・・・・・

6月・・・

6月24日・・・

音臼小学校で21人がころされます。

青酸カリを使った無差別さつ人です・・

犯人は・・・

犯人は自分の父親・・・

佐野さん・・あなたです。」

——28話ここまで。

テセウスの船 29話に続く

〇感想

とうとう言ってしまった・・・

佐野が自分の父親である事。

事件のこと。

佐野が犯人である事・・・

 

心は自分が逮捕されたりすることを考えると、

ここからは佐野の協力が不可欠と考えたのでしょうか。

それにここまで心が知っている未来と食い違ってきてしまうと、

事件そのものの内容・起こる時期がどうなるかはもはやわかりません。

警察官の佐野ならば、もしかしたら未然に防ぐことも可能かもしれません。


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