心が全てを語り出す。

もうこれ以上、犠牲者を出さないために。

 


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「・・・・・

6月・・・

6月24日・・・

音臼小学校で21人がころされます。

青酸カリを使った無差別さつ人です・・

犯人は・・・

犯人は自分の父親・・・

佐野さん・・あなたです。」

 

信じられない様子の佐野。

心さんの名前は田村心。

正義じゃない。

 

心は答える。

自分は佐野さんが逮捕された後に生まれた。

とても正義という名前を付けられる状況ではなかった・・

 

佐野はショックで怒り出す。

自分が人をころすなんて、あるはずがない!

 

心が状況を説明する。

佐野さんの自宅から押収された青酸カリが逮捕の決め手となった。

 

動機は・・・

わからない。

無差別に21人がころされた。

重軽傷者を合わせたら犠牲者はもっといる・・ 

 

気が動転してしまっている佐野は、心の胸ぐらをつかむ。

俺はそんな嘘信じねえ。

俺はどうなった!?

逮捕されてどうなった!?

 

心の答え

今もし刑囚として札幌拘置所に収監されている。

27年間も・・・

鈴や慎吾とはもう10年以上会っていない。

みんな佐野文吾の子供だという事を隠して生きている。

事件があって、村を出て、引っ越しては佐野文吾の家族だってバレて、嫌がらせを受けて・・

誰も佐野さんの無実を信じなかった。

お袋も、姉ちゃんも、兄貴も、俺も。

 

その場に崩れ落ちるように跪いた心。

家族なのに、あなたのことを信じようとしなかった。

と、涙を流し詫びる。

そして事件が起きる前に家族でこの村を出ることを提案する。

そうすればきっと・・・

 

佐野は心に、お前が正義だという証拠を見せろという。

証拠がないならお前がこの村を出て行けとも。


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DNA鑑定のないこの時代に証拠などない。

心は荷物をまとめて佐野家を後にする。

 

しばらく歩いて、音臼小学校の前まで来た時・・

急にあたりの霧が濃くなる。

そして犯人の録音テープ。

” 2月5日日曜日・・

吹雪。

明音をころした。

もがき苦しんでしんだ。

最後は小便を漏らしてつくづく汚い女だった。

傑作だった。

スコップがあればウサギみたいに首を切ってやりたかった。”

 

” 2月7日火曜日。

翼がしんだ。

あのバカ余計な事しやがって計画は滅茶苦茶だ・・”

 

”2月10日金曜日晴れ。

すごい!

湖の近くで見つけたノートにこれからやろうとしていた計画が書かれている・・

これは夢のノートだ ”

犯人はノートと一緒に心の免許証も拾っていた・・

——29話ここまで。

テセウスの船 30話に続く

〇感想

心が未来から来たことを知っている佐野。

もう少し理性的な反応を見せるかと思っていましたが・・

霧の中に消えていった心はまたタイムスリップしたのでしょうか。

今度はどこへ?

元いた所に帰ったのでしょうか?

それとも・・

 

そして犯人録音のテープ。

明音はころしたになっていて、

翼はしんだ

になっています。

小屋で長谷川が出て行った後に明音ちゃんに声をかけた人物が明音ちゃんを手にかけて・・

その後、どうなったのか・・・

多分金丸が捜査会議の時に持った疑問もこの辺でしょう。

 

〇捜査会議の時の金丸の疑問

金丸「わかりませんね。」

・なぜ長谷川はわざわざ明音ちゃんを外に運んだのか。

・ちゃんと服も着せて、証拠を隠すみたいに。

金丸は、佐野鈴のキーホルダーに意志を感じてならないという。

何者かがわざとキーホルダーを落とした。

「これはメッセージです。」


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