辻さんという夫婦がサクラ・今橋と話している。

夫婦で話し合った結果を報告する様子。

奥さんも夫も、とてもつらそうにしている。

奥さんがお腹に手を当てながら

「やっぱりこの子は産めません。

私たちには、21トリソミー・・

ダウン症のある子どもは育てられません。」

 


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休憩室。

ゴローと倉崎が話している。

話題は辻さんの中絶の件。

ゴローは

「またか、という感じですね。」

という。

出生前診断をしての中絶。

 

倉崎は、辻さんの結論に否定的なゴローの意見に疑問を呈する。

辻さんには上に小さな子供がいる。

二人で弁当屋を経営していて経済的にも余裕がない。

障害のある子どもを育てる家庭への公的サポートが十分でないこの時代に・・

新型出生前診断(NIPT)は受けなかったけど、

流産リスクのある羊水検査をして、その結果に苦しみながら葛藤して、夫婦で結論を出した。

 

それでもゴローは出生前診断をしての中絶に否定的。

NIPTに関しては、染色体異常発覚後の中絶率が96%

ハッキリ言って高い。

安易に命の選別をすることに反対なのだ。

 

倉崎
「ちょっとあんたそれ本気で言ってる?」

ゴロー
「はぁ?」

 

二人の間に不穏な空気流れたところでサクラが入って来た。

ドアのところで聞いていたようだ。

四宮と自分の言い合いみたいなことはやめろと言う。

 

場所を変えてサクラがゴローに説明する。

・確かにNIPTは流産のリスクもないし、採血だけで染色体異常の可能性がわかる。

・マスコミでも騒がれたので、中には安易に検査を受けようと思った人もいた。

・イギリスでは血清マーカーとエコーを組み合わせた出生前診断を無料で行っていて、ほとんどの妊婦が検査を受ける。

・またNIPTは希望して料金を払えば年齢制限なく受けられる。

・そして13・18・21トリソミーだと診断されると、大部分は中絶する。

・しかし、日本ではちょっと違う。

・認可施設でNIPTを受けているのは高齢妊娠に不安を感じている人がほとんど。

・その他は染色体疾患の子供を産んだことがある人や、ハイリスクを指摘された人。

・それは妊婦全体の1%程度と言われている。

・ペルソナでは、NIPTを受けてもらう前には、カウンセリングをして染色体異常があった時はどうするのかを夫婦と十分に話し合う。


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・その後、妊娠継続をすると決めた夫婦のほとんどは検査を受けること自体を止める。

・つまり、検査前からお腹の子に何かあったら中絶すると決めているので、ゴローの言う96%という数字は当然。

 

ゴローは反省する。

数字だけが一人歩きして、多数意見に見えていた・・・

 

それに・・・

と、サクラは続ける。

辻さんも、お腹の子が21トリソミーとわかってからずっと迷っていた。

今でも苦しんでいる。

それでも自分たちを責めながら中絶を決断した。

だから、その決断を、医師が”命の選別”と言ってしまうのは乱暴すぎる。

小松が水沢さんという妊婦さん相手に助産指導をしている。

水沢さんが、出生前診断について質問する。

「みんな受けているんですか?」

 

小松はしばらく考えて、

みんな受けているといえば受けていると答える。

・エコーだって、広い意味では出生前診断。

・男の子か女の子か聞くのも、出生前診断。

・その他にも羊水検査や絨毛検査。
母体血清マーカーやNIPT・・新型出生前診断。

 

水沢さんが聞きたかったのはNIPTについて。

36歳という事もあって、友達や親に受けてみたらと言われているらしい。

 

小松のアドバイス。

・NIPTは気軽に受けるものではない。

・お腹の子にもしものことがあった場合まで想像して考えることが必要。

・受けるにしても、国や学会が認可した施設にすること。

・ペルソナではカウンセリングからもしものときのバックアップまでしてくれる。

・何よりも夫婦でキチンと話し合って決めることが大切。

とある老夫婦の家庭。

そこを男が訪ねてきた。

老夫婦は男(タケヒコ)の両親のようだ。

タケヒコの妻(ヒカル)はつわりが酷く、家で休んでいるという。

タケヒコの母が話があると切り出す。

ヒカルの妊娠を受けて、新型出生前診断を受けてみたらと勧める。

なぜなら・・

タケヒコの姉(タケヒコが産まれる前に心臓病で亡くなった)がダウン症だったから。


「タケヒコ・・・

ヒカルさんと二人で話し合ってみろ。」

——229話ここまで。

コウノドリ 230話に続く

〇感想

このシリーズもドラマの後追いの形になってますね。

重いテーマだけに長編シリーズになりそうです。


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