プレミアリーグ第7節

柏大商業高校戦2

試合は0対0のまま。

 


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記者たちが怒っている。

栗林がベンチじゃ取材に来た意味がない。

調子が悪いのか・・

怪我か。

柏大商業ベンチ。

杉浦譲治監督(53)が腕組みをして試合を見ている。

無表情である。

 

控えの選手が話す。

栗林が出てこないのは、やっぱりなめられているからか。

ACLにまで出場する選手を使わないとはエスペリオン余裕過ぎる。

杉浦監督までなめられているのなら許せない。

 

話が聞こえた監督。

相手チームに敬意を払えとたしなめる。

サッカー以前に人として強くあれ。

くだらないことで熱くなるな。

 

でも、監督も本音を言えば、栗林には出てきてほしい。

ユース最高傑作と戦わせてやりたい。

これはプレミアリーグでしか、かなわないことだから。

エスペリオンベンチ。

静かに試合を見ていた栗林が口を開いた。

「本当に、特別な雰囲気だよな、高校サッカーは。」

・あれだけの人数が、求心力のある監督の元、完全に統制されている。
軍隊とまでは行かないが、近いものがある。


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・それは高校サッカーだけ。
ここを抜けたら二度と見られない光景。

 

杉浦監督・・・

高校サッカーでは5本の指に入る名将。

柏大赴任前と合わせて選手権制覇2回

インターハイ制覇2回。

オニ監督として有名だが、カリスマ性があるからこそ強豪校で200名がついて来る。

 

アシトは柏大のサッカーが好きだという。

強い圧力。

球際でのボールに対する執念。

泥臭くて好きなサッカー。

前半30分過ぎて、うちのAチーム相手に互角に戦っている。

 

それを聞いた栗林

「互角ではないだろ。」

 

言われて、各選手の動きをよく見るアシト。

柏大ボール。

ドリブルで上がろうとする10番に阿久津が立ちはだかる。

阿久津は指で松永に、右カバーに来るよう指示。

窮した10番はパスを出す。

パスを出された選手にもディフェンスはついている。

動きが止まる柏大。

ミスらしいミスをしないサイボーグのような動きのエスペリオンの選手たちに柏大はやりにくそう。

選手一人一人が、離れ過ぎず詰め過ぎず、絶妙のディフェンスに徹している。

数センチ単位で無駄なく。

ボール保持率は柏大の方が上だが、

杉浦監督
(これはおそらく・・

持たされている。)

 

 

 

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