凡田夏之介、東京ドームで練習中。

段コーチが寄ってきて今シーズンの夏之介の出番はもうないんだから、明日は休んで奥さんの出産に立ち会ってやれと、粋な計らいをしてくれる。

翌日、病院にて。

夏之介は金太郎を抱いて廊下から新生児室の双子の赤ちゃんを見ている。

金太郎の弟と妹である。

夏之介は3人の父になる!


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病院のベッドで一家五人の団欒。

金太郎は「ママ、おちゅかれさん。」

ママはありがとねと言うと、一人づつ授乳に入る。

向こうを向いてママが赤ちゃんに声をかけながらおっぱいをあげていると、金太郎が泣き出す。
「ぼくも・・オッパイほしいよ~。」

これには夫婦で大うけ。

帰りの車。

金太郎をベビーシートに乗せての2人での帰宅。

運転しながら、夏之介は決意を新たにする。

子どもたちが成人するまでは頑張り続けなくてはならない。

選手としては後5~6年。

この5~6年の頑張りが子供たちの人生を左右する!

徳永の奥さんが保育園児の息子裕矢を連れて帰宅中。

家につくと裕矢はパパに駆け寄る。
「パパ久しぶり~。」

徳永は、いつも子供が寝てからの帰宅なのだ。

徳永は息子に、幼稚園の様子をたずねる。

楽しそうに話す裕矢。

そんな息子に保育園転校を持ち出す徳永。

これは母、子ともに聞いていなかったので、驚いている。

裕矢「ウチ・・お引越しするの?」

徳永は夜、子供が寝てから妻に昼間の引っ越しの件の説明をしだす。

来年は現場で仕事ができるかもしれない。

コーチの仕事だ、多分、仙台で。

奥さんも仙台でコーチの仕事は喜んでいるが、”多分”に引っかかってる。

どういうことかと言うと・・・

仙台ゴールデンカップスの早乙女監督が今シーズンで勇退するらしい。

そこの向井ヘッドコーチは徳永と同郷で、最近3回ほど一緒に食事をした。

その向井は来年も何らかのポジションで球団に残る感じ。

食事の最中、徳永は向井に、はっきりとは言われないが、


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ピッチングコーチに誘われている気がしているのだ。

甚だ心もとないが、これが、徳永が仙台でコーチをやれるかもしれないという根拠である。

徳永は、
(引退して8年。とうとうユニフォームを着れる日が来る!)
と期待に胸を膨らませている。

そして仙台。

早乙女監督が、事務方と人事の件で話をしている。

事務方はピッチングコーチを白浜春人にする意向のようである。

白浜春人・・その手腕は誰もが認めるピッチングコーチ界の大ベテラン、重鎮である。

早乙女は気が進まない様子だが、ツナギ監督としては強くは言えず、引き下がる。

ベンチで早乙女監督と向井ヘッドコーチが話している。

早乙女が向井にピッチングコーチの件を詫びている。

早乙女は事務方に、ピッチングコーチの人選だけは向井の意向を聞いてやってくれと言っていたらしい。

向井
「山梨の後輩、徳永君にそれとなく打診していたのだが・・・」

しかし向井は不思議がっている。

ちょっと白浜氏では偉大過ぎるような・・
選手との年も離れているし。

早乙女の見立てでは、編成の連中が狙っているのは白浜の愛弟子、一之谷らしい。

大坂テンプターズの一之谷大(いちのたにひろし)。今年FA権を取った。

そしてこの時、向かいの口から出た言葉は
「徳永を取れば・・・
凡田夏之介がついて来るかもしれないのに?」

凡田もFAである。

向井としては凡田の方が欲しいらしい。

じゃあもう一度かけあってみる、と早乙女監督。

後日。

凡田の件を事務方に掛け合っている早乙女監督。

しかし事務方には、凡田を獲りに行くつもりはない。

編成的に欲しいのは一之谷!

と言われてしまう。

——133話ここまで。

グラゼニ 東京ドーム編 134話に続く

〇感想

向井ヘッドコーチが徳永にコーチを打診していたのは夏之介目当てだったわけですね。

それにしても最後のシーンは夏之介がなんか、ディスられるようなかんじになっててちょっと可哀想。

徳永はあんなに楽しみにしていたのに、コーチ就任はなくなっちゃいました・・・


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