肉厚な体に人情がいっぱい。

そんな文乃のプライベート公開。

大倉文乃が走っている。

文乃の課題・・

スタミナと集中力不足。

稽古の前後に5分で1㎞。

これを4セット。

 


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走っている文乃に先生が声をかける。

進路のことで聞きたいことがあるという。

 

文乃の進路・・・

それは、ハワイの大学に進学すること。

それは入学した時から変わらない。

そもそも薙刀部もそのために入った。

礼に始まり、礼に終わる・・

こういう、いかにも日本的なものを少しかじっておいたら留学先で話のタネになるかもしれない。

そんな気持ちで始めた薙刀。

しかし今ではどっぷり・・・

そもそもなぜハワイなのか・・・

父親が海外出張の多い仕事をしていた。

そんな父親の土産をもらって、

また時々海外旅行に連れていってもらっているうちに

自分も外国に行ける仕事をしたいと思うようになった。

道場に戻った文乃。

疲れてしまっていて、監督に怒られる。

ペース配分を考えろ。

後半に疲れていたら最後に競り負ける。

 

練習後のストレッチ。

文乃はしみじみとインターハイ出場が現実なんだなあと考える。

軽い気持ちで始めた薙刀で・・・

恐るべし、薙刀人口の少なさ。

帰り、文乃はえり、真春とバーガー屋に寄っている。

えりが、部旗の費用として先輩たちが3千円ずつカンパしてくれたことを報告。

ここにみんなでもう少し足せば、小さめの部旗ならつくれる。

 

文乃には、留学用に貯めた金があるが、それに手をつけるわけにはいかない。

  

えりは猪又先輩の話を始める。

あれだけ毎日一生懸命やってた薙刀を、もう忘れちゃってるという・・・

振り返しも自信ないって・・

 

確かに、高校卒業してからも薙刀を続けるケースは少ない。


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オリンピックがある訳でもないし。

でも、忘れちゃうなんてもったいないと言うえり。

 

えりは話を文乃に振る。

薙刀、続けるの?

 

文乃はここで、ハワイの大学に行こうと思っていることを打ち明ける。

入学は9月だが、語学の勉強のために卒業したらすぐに引っ越す。

もうホームステイ先も決まっている。

 

えりは、なぜ今まで言わなかったのかと怒り出す。

そんな大事なことを・・・

文乃に会えなくなるのは寂しいと言って泣き出す。

 

真春も、文乃が日本からいなくなるなんて大きな穴がぽっかり開くみたいだよと言ってくれる。

 

最後には二人とも、

「頑張ってね。」

と言ってくれた。

今度は文乃がうるっと来た。

部屋に戻った文乃。

留学すると言った時のえりと真春の反応を思い出す。

二人とも本当に寂しそうにしてた。

 

文乃自身は、ずっと自分の未来が楽しみだった。

変わっていくことが寂しい事だなんて、考えたこともなかった。

 

でも、やっぱりさみしい。

えりにも、真春にも会えなくなることは、

私もさみしい。

こんなものは手土産にはならない。

 

これは、私の手荷物だ。

 

そう言って涙をふく文乃。

そして留学用にためていた貯金箱を割る。

(もっと、できるだけたくさん抱えていこう。)

 

インターハイ本選まで、あと10日。

——295話ここまで。

あさひなぐ 296話に続く

〇感想

薙刀を始めるきっかけか・・・

大体は文乃みたいな軽い感じで始めるんでしょうね。

薙みたいに親が薙刀やってて・・みたいなケースは稀だし。

前から薙刀やってみたかったという人もそういないと思うし。

でもその何気なく始めた薙刀にハマって、いい仲間ができて・・・

文乃にはもう薙刀が宝物になってしまった。

大事な貯金を崩しちゃったけど、

部旗も宝物の思い出にに花を添えてくれるでしょう。


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