修羅場と化したバレンタイン旅行からしばらく経った。

田中とナナコの朝食。

田中は明るく

「いっただっきまーす!!」

というが、ナナコは無言で味噌汁をすする。

 


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毎日こんな感じ。

つらい・・

田中はこの気持ちをストレートにぶつけてみる。

「つらんだけど・・・この空気・・」

ナナコ
「私だってやだよ・・・

こんな空気・・」

しかし、こんな空気にしたのは田中。

田中は西田に相談する。

西田の反応は意外なものだった。

田中はナナコちゃんのためにS〇Xをせずに我慢して帰って来た。

それはすごい事。

したいと思うのは、脳や体全体に組み込まれた本能。

これは全ての生物に共通する強烈な欲求。

それを理性で抑えた。

最愛の彼女のために!!

これ以上の愛情表現はない!!

 

西田はナナコに言ってくれるという。

田中が我慢したという事がどんなにすごいかという事を。

 

田中は、ややこしくなるからやめてと頼む。

しかしいったん火がついた西田は収まらない。

「いや、オレが言ってやるぞーー田中ーー!!」

 

相談相手を間違えたと、後悔する田中。

ナナコが洗濯物を畳んでいる。

押し黙って、怒っているかのよう。

田中のパンツを畳んでいる。

 

田中は、手伝うと申し出る。

しかしナナコは、手伝うというのはおかしいという。

二人の洗濯物。

「手伝うって・・おかしいよね・・」

 

夜、それぞれの布団に入って眠りにつく二人。

田中が話しかける。

自分が浮気をしていないという事は信じてもらえたのか。

 

ナナコの答えは・・・

信じるしかない。

他にどうしようもない。

田中とナナコは車に乗って、イケアに行くかニトリかを話している。

別にどっちでもいい・・

 

その時、急に田中の腹がおかしくなる。

ギュルルルル

もはや一刻を争う状況。

クルマはまだ走り出していなかったので、自宅マンションに戻ることに。


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玄関の前で田中は重大な事に気づく。

鍵がない!!

お腹の状況から言って車に戻っている猶予はない。

ナナコに持ってきてもらおうと、電話をかける。

するとナナコはすでに鍵を持って向かっていた。

 

何てデキる女!

ナナコの名前叫ぶ田中。

早くーー!!

ナナコが来た!

鍵を受け取った!

しかしその瞬間!

 

ブリョリョリョ

 

全部出た・・・・

 

田中はトイレに向かう。

ちょっと時間をおいてからナナコは玄関に入る。

もう部屋中に匂いが充満している。

トイレの中から田中が言う。

パンツの中もお尻も、そして便座全体も大変なことに・・・

 

青ざめるナナコ。

 

田中はなんとか風呂場まで行って、尻とパンツを洗う。

 

ナナコは恐る恐る便座を見る。

確かに大変なことになっていた。

まみれてしまっている・・・

 

風呂場で尻を洗った田中。

次はトイレ掃除。

自分のとは言え、気が重い。

トイレに行くと・・・

何と!

ナナコが掃除してくれていた!

もうピカピカに。

 

田中は呆然と立ち尽くして

すごいな、ナナコは・・・

と感想を漏らす。

 

ここでもまたナナコの正論

「まずはごめんなさいとか、ありがとうでしょ・・

言うべき言葉は・・」

 

田中はナナコの人間的な大きさに感動する。

一体どこまで俺を受け入れてくれるんだ・・?

あれも信じてくれて・・

パンツも洗濯してくれてい・・

畳んでくれて・・・

料理だって作ってくれて・・

そして俺の一番汚い物まで何も言わずに・・・

 

(オレ・・ナナコと・・結婚しよう・・・)

 

6年も付き合っている。

もたもたしている場合じゃない。

オレは・・ナナコと結婚をしよう・・・

——107話ここまで。

しあわせアフロ田中 108話に続く

〇感想

確かによくできた人ですね、ナナコは。

ちょっとヒステリックなとこがあるけど、それだって田中を愛しているからこそ。

田中、ちゃんとプロポーズできるかな。


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