–原作173話(隠岐の島編3話目)あらすじ

島後病院の更衣室。

ゴローが仕事着に着替える。

今日が実質初出勤!

朝、デスクで書き物をしているイチロー先生に挨拶する。

イチロー先生は書き物を続けながら、よく眠れた?と聞く。

ゴローは広すぎて落ち着かなく、あまりよく寝付けなかったと答える。


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するとイチロー先生は

「そうですか。
・・・出なかった?」

ゴローが、何がです?と聞き返しても、イチロー先生は答えない。

まさか・・・

何か出るんですか~、と涙目のゴロー。

マキさんが、イジメちゃダメよ、とイチロー先生をたしなめる。

別に何も出ないわよ、と安心させてくれる。

ミサキが、出るとしてもカエルやムカデくらい、と付け加える。

すでにいじられキャラを確立しているゴローちゃん。

さて、仕事。

午前中はイチロー先生は内科に行くので、産科の方はゴローが任せられる。

診察室のゴロー。

久松さんと言う妊婦さんが健診で来ている。

初対面にもかかわらず色々聞いてくる久松さん。

ゴローに彼女がいないと聞くと、紹介しようか?と言う。

ゴローは断る。

当然だ。この島に1か月しかいなのだから。

久松さんのお腹の子は2か月後が予定日らしい。

赤ちゃんはゴローには会えないと残念がっている。

お腹の子は順調。

母体も健康。

2人目という事で余裕がある様子の久松さん。

初のお産の時は本土で産まなくてはいけないので、1か月近く島を離れて大変だったらしい。

でも今回はこの病院で産めるから、とうれしそう。

ゴローは何か腑に落ちない様子。

健診を終えて、ゴローはマキさんにさっきの件を聞いてみた。

マキさんの話だと、

・この島でお産ができるのは100人中40人。

・島後病院では正常分娩だけに対応して、初産婦やリスクのある分娩は本土で行う。

・経産婦とリスクの低い分娩は島後病院の助産師が院内助産でとり上げる。

・院内助産とは、病院の中にある助産院みたいなもの。

・産科や小児科の医師が立ち会わずに助産師だけで出産の手伝いをする。


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・問題がなければ、イチロー先生が知らない間に生まれていることもある。

以上の話を聞いてゴローは強烈な違和感を覚える。

ゴローはストレートに、それって大丈夫なんですか?と聞いてしまう。

当然だ。リスクが低い出産でも出産は出産。

何が起こるかわからない。

そこのところを突っ込まれるとマキさんは怒って、来たばかりの人にとやかく言われたくない、とゴローを睨む。

そこにイチロー先生が戻って来てマキさんをなだめてくれる。

ちょっと雰囲気が悪くなってしまった。

イチロー先生がゴローを往診に連れ出してくれた。

往診先は集会所。

お年寄りたちが大勢来ている。

みんな賑やかで、元気そう。

イチロー先生の往診を楽しみにしているみたい。

ゴローが一人のおばあちゃんに話しかけられる。

東京から来たというゴローに栗を持ってきてやる、と家に戻ろうとする。

ゴローが今度でいいからと引き留めると、

おばあちゃん
「こんどはもう、しんでるかもしらんけど・・・」

笑えない冗談である。

ゴローが一人集会所を出て、外の漁港を眺めている。

活気がなく、さびれた感じの港・・

そこにイチロー先生が出てきた。

昔はここも活気があったが、老人ばかりになってさびれてしまったと言っている。

ゴローが疑問に思っていたことを聞いてみる。

イチロー先生は産科医なのになぜ老人を診るのかと。

イチロー先生は答える。

「マキさんの話の通り、この島ではお産の4割・・

経産婦と低リスクのお産のみしか対応しない。

だからゴロー先生がこの島で産科医としてスキルアップすることは無いと思う。

学べるものがあるとしたら地域医療。

この島は日本が近い将来に直面する超高齢社会の先進地。

だからここで研修すれば、幅広く診察する能力を高めることができる。」

イチロー先生がこの島に来た時は内科医だったらしい。

島に産科医がいなかったので、自分がなったとのこと。

イチロー先生、今はこの島で

産科医と”総合診療医”をやっている。

–173話ここまで

次回 コウノドリ 174話へつづく


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