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そこは随分こじんまりした神社。

バーベキューの時大学の人たちが行ってた縁結びの神社。

さっさと帰ろうとするバルスを引き留めて

樺沢は一人でお参りする。

 


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1分・・2分・・・結構長い。

真剣に手を合わせる樺沢の横顔を見るバルス。

結構まつげが長いことに改めて気づいた。

 

樺沢のお参りが終わり、二人で帰り路を歩く。

 

樺沢は歩きながらバルスの事が気になりだした頃のことを思い出す。

最初は罪悪感からだったかもしれない。

樺沢の父親とバルスの家の会社との関係から、申し訳ないような気がしてずっと気になっていた。

会社が倒産してから色々辛い思いを抱えているはずなのに、バルスは学校を休まなかった。

バルスが、図書室で熱心に小説を書く姿を樺沢は見ていた。

神々しく見えた。

(思えば、あの時にはもう・・・)

 

バルスは樺沢に貰ったチョコのことを考えていた。

一つだけもらったチョコレート。

自室の机の上に開けて、じっと眺めていた。

 

二人が戻ると、みんなが興味津々に報告を求めて来た。

「どこまでいった?」

 

バルスが何にもなかったと答えると、

全員
「えーー!!」

 

夜、みんな寝静まって・・・


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眠れないバルスが外のベンチに座って星を見ていた。

 

するとそこに樺沢が来た。

隣に座って一緒に星を見る。

 

すこし沈黙が流れて・・・

 

バルスが口を開いた。

大学の演劇部の背が高い女の人に言われた。

気のないふりをしていても好きな場合がある。

バレンタインでチョコを義理と言って渡されたり。

こういうのは嫌。

いつまでもモヤモヤさせられる。

無駄にエネルギー消費して執筆効率も落ちる。

ただの勘違いならはっきりさせて欲しい。

「そしたら俺も変な期待しないし。」

だから・・・

 

次の瞬間、樺沢は話し続けるバルスの口を塞ぐようにキス。

 

驚くバルス。

 

樺沢
「モモ先輩の言う通りニブい人。

強がりだし、プライド高いし。

ムッツリだし、すぐ妬むし、スネるし。

芝崎君みたいな人、私くらいしか好きにならないんだから。」

 

言葉が出てこないバルス。

 

樺沢に
「ねえ、何か言ってよ。」

と言われても、

「なんて言っていいのかわからない・・」

 

——179話ここまで。

ドメスティックな彼女 180話に続く

〇感想

やっと樺沢の思いが伝わりました。

随分かかったけど。

末永く幸せになれるかな。

 


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