–原作176話(隠岐の島編6話目)あらすじ

今回も引き続き前ノ島。

一人の外国人観光客が中年夫婦の前で当然倒れるところから始まる。

院長室の白川先生とゴロー。

前回の話の続き。

離島医療は楽しいという白川先生。

休日は家族とクルージング。

釣りもする。

私生活を充実させることも重要だという。


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さらに続けて、離島で医師が必要な一番の理由・・

それは

し亡診断書を書くため。

ここで急患が運び込まれる。

さっきの外国人観光客だ。

呼吸苦で倒れたという。

レントゲンを撮って診てみると、右の肺が気胸になっている。

肺の一部から空気が漏れているのだ。

ドレナージ(胸に穴をあける)をするという白川先生。

ゴローは驚くが、出来ることはやらなきゃならない。

手際よく麻酔をして胸にメスを入れ、ドレーンを挿しこむ。

早い!

縫合をしながら白川先生は言う。

離島で医師が必要なのは、ますし亡診断書を書くためだけど、

そのためにここで医者をやってるわけじゃない。

しばらく入院して穴が塞がって肺がふくらめば退院できそうだ。

手術を終え、廊下を歩きながら話をする二人。

白川先生は話す。

総合医と言えどもスーパードクターではないので、できることはやるし、出来ない事はやらない。

総合医にとって一番大切なことは己の限界を知ること。

そして適切なタイミングで専門医に患者を紹介すること。


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あと、地域の医療ニーズ。

例えば、この島だとお年寄りが多いから高齢者に起こりやすい症状の知識や処置法を優先して習得しておくこと。

そうすれば自分たちで出来ることが増える。

そういいながら白川先生はゴローに今は使われていない手術室、分娩室、そして新生児室を見せる。

年間数十人の出産のために産科医を常勤させておくのは難しい。

つまり、この島のニーズではない。

だから隣の島のイチロー先生が産科医であり、看護師が助産院をやっているのはとてもありがたい。

 

ゴローは、白川先生がこの島で総合医をずっと続けていられる理由を聞く。

答えは、皆の「ありがとう。」という言葉だという。

その一言で続けていけると。

ゴローは自分を振り返って、産科医になったのは親の跡を継ぐためだと、ちょっと自虐的に言う。

白川先生はちょっと考えて、今はどうなの?と聞く。

母子ともに無事で生まれて「おめでとう。」と言う時は嬉しくないの?

ゴローは答える。

「当然嬉しいです。」

だったらもう、父親は関係ない。

白川先生はゴローを指さして
「立派な産科医。」

 

話し込んでいたらフェリー最終の時間が迫っていた。

慌てて私服に着替えて挨拶もそこそこに病院を飛び出していくゴロー。

その後ろ姿を見ながら白川先生は

彼みたいな医師がもっと総合医になったら、日本の地域医療もおもしろくなるなと、思うのだった。

–176話ここまで

次回 コウノドリ 177話へつづく


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