景虎の兄、晴景は、武田の忍を倒したものの、無理がたたって倒れてしまう。

一方春日山城に関東管領・上杉憲政の一行が助けを求めて来訪。

 


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晴景の容態は良くならない。

正助が外から雪を運んでは晴景の額を冷やす。

 

晴景は熱にうなされてうわごとを。

 

「ち・・父上・・」

 

正助は青くなる。

晴景様が天国のお父上に呼ばれている・・

 

正助は春日山に馬を走らせるよう手配する。

 

 

春日山城。

上杉方をもてなしていた本条実乃が景虎に報告する。

全員風呂に入り、粥もたっぷり食べてお休みに。

 

晴景は念のため弥太郎を見張りにつけるよう指示。

 

家臣が集まって上杉と長尾家について話す。

・上杉憲政が越後に逃げ込んでくるとは、新年早々えらいことになった。

・長尾家の先祖はもともと関東出身。
(二百年前の話だが、ずっと山内上杉家を支えてきた)

・憲政は景虎の父の為景が下剋上で打ち取った上杉顕定の孫。

 

景虎も参加する。

・父上も爺様に連れられて関東で戦ったことがあるとか。


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・しかし父上の頃から上杉と長尾はずっと対立していた。

 

なのにこの雪の中、越後の長尾を頼って来たのは、上杉憲政は関東で孤立していたのだ。

他の城はどこも受け入れなかった。

景虎は去年上杉からの救援要請を放っておいた負い目もあるので、しばらく匿うことにする。

 

しかし、ことはそれだけでは終わらなかった。

 

布団の中で憲政は涙ながらに景虎の施しのありがたみを口にする。

家臣は辟易としているようだが・・

しかし関東まで伝わって来た景虎の逸話とはずいぶんと違っていた。

越後の猛将が、あんな女子のような美青年とは。

 

憲政の景虎に対する尊敬はとどまるところを知らない。

あの慈悲深く美しい越後の若虎ならば・・

我が山内上杉家のために

あの暴れイノシシのような北条を討ってくれるはずじゃ・・・

 

 

豆知識。

上杉家は代々関東管領を継承していた名家であったが、この頃には勢力が弱まり、管領職も有名無実化していた。

そこに暴れイノシシ・北条氏康が攻め上がって上杉を倒し、関東の実質的支配者となりつつあった。

つまり、関東管領という地位は名ばかりの役職になってしまったのだ。

 

 

 

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