6月20日大阪市天王寺区

狩野母が本屋で雑誌を見ている。

 


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月刊高校野球7月号。

DL特集を組んでいる。

” 新生DL復活のVへ ”

笑太郎のプロフィール紹介記事を見て母は思う。

長かった・・・

この1年、ホンマに・・

いよいよ夏が始まるな。

強くなったか、笑太郎。

 

 

同日午前3時。

トレーニングセンター。

藤巻監督が選手一人一人の応援団扇を作っている。

辛い謹慎期間を乗り越えたのは選手33人全員同じ。

なのに、ユニフォームを着せてやれるのは20人だけ。

 

ごめんな・・・

 

泣きながら、謝りながら団扇を作る監督。

 

 

翌日、午後4時。

月光寮 研志堂。

藤巻監督が選手たちに夏の大阪府大会ベンチ入りメンバーを発表した模様。

なぜか女装してレオタードを着ている。

 


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1年間の労をねぎらった後、

「胸に秘めた思いをプレーにぶつけよう!

地に堕ちたDLが不し鳥としてよみがえる時!!

甲子園は感動の渦に包まれるわ!!

あなたたちこそドラマの主役よ!

DLは永遠に不滅なの。

先輩達の無念を晴らすため!!

強いDLを復活させるため!!

そして・・・

鬼頭を救うため・・・」

 

ここで皆神妙な面持ちになる・・・

 

藤巻
「罪を憎んで人を憎まず・・・

元々同じ志を抱いた球友(とも)・・・

俺らが勝つことで助かる人が山ほどおる・・・

プチョハンザップ(Put your hands up!)

やるべきことはやった。

1年間の哀しみを葬り、千の笑いをかっさらえ!!

俺たちに幸あれ!!

極楽行くぞー!!」

 

「おおーー!!」

 

選手たちは手にした監督手作り団扇を放り投げて鬨の声を上げた!!

 

 

 

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