才蔵が夜叉に仕掛けた賭け・・

それは2者択一。

 


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夜叉が二つの袋のうち一つを選ぶ。

黒が入っていれば、才蔵がこの場で命を絶つ。

白が入っていれば桜花の秘密を全部話すという。

ただ・・・

才蔵
「その時お前はしぬだろうがな。」

 

 

扉絵は夜叉がまだガラシャだった頃。

庭先で一家団欒。

もしも叶うなら、あの穏やかな日に帰りたい・・

 

 

現が笑いだす。

馬鹿みたい。

そんなものは賭けにならない。

宿命通の魔力を持つ夜叉は袋の中がわかってしまう。

黒を引いて才蔵がしんで終わり。

 

しかし不思議にことに夜叉は乗ってこない。

それどころか夜叉の目はまるで・・・

 

さすがの現も気付いたか、と才蔵が笑いだす。

「終局してるんだよ、この盤面(勝負)。」

 

才蔵が桜花の名を出した時点で実は終了だった。

だが棋士として投了を促すことはNG。

今は待っている。

 

現は何が起こっているのか理解できていない。

 

ずっと黙っていた夜叉が口を開いた。

一つ教えてもらいたい。

桜花について一体どこで知ったのか。


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それを知っているのは響八郎なき今成尋様のみ。

私ですら仔細は教えてもらえないというのに・・・

 

才蔵はニヤリと笑う。
(やはりな。)

才蔵、教えてあげる。

・俺の忍法は千里の先を見通す”百目”

・甲賀の忍にのみ伝わる書物をもとに作り直した目。
(ここで才蔵は自分の目を取り出す。)

・十年前のある日、この目で響八郎殿の密書を盗み見た。

・そこで見たのは桜花の秘儀。

・記されていたことが真実ならば、この世のすべてが偽り。

・なればこそ、歴史の負け組たちは欲しがる。

・歴史の負け組とは、信長一派とキリシタンたち(即ちガラシャ)

 
 

夜叉は才蔵に、

6年前のあの日の事を視ていたのだなと聞くと・・

  

才蔵は、調べたという。

お前がガラシャなら、なぜ父親(光秀)の敵・成尋(信長)に仕えるのか。

人生を狂わせた男に頭を下げるのはなぜだ。

「それはお前が傀儡だからだ。」

 

才蔵の ” 蜘蛛の巣 ” が出来上がった。

 

才蔵
「さあ、選べ。

俺をころし、このさきずっと最も憎むべき男に仕える黒か・・

成尋を出し抜く白か。」

二つに一つ。

 

 

 

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