シリーズ出生前診断第10話
(シリーズ最終話)

 

 


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マリコの手術が終わって、、

夫が付き添っている。

そこにサクラがやって来て、お腹の痛みはないか聞く。

大丈夫と答えるマリコ。

サクラが今後の説明をする。

明日の朝に診察して、それで問題がなければ退院できる。

 

マリコ
「赤ちゃん、男の子でしたか?

女の子でしたか?」

サクラ
「きれいな女の子でした。」

そうですかとだけ答えるマリコ。

 

 

真田もマリコを気にしている。

サクラにどんな様子か尋ねる。

サクラ

・出血も問題ない。

・今は本人も落ち着いている。

 

真田
「今は・・・ですよね。」

サクラ
「ええ・・・今はです。」

 

し産や人工し産をした悲しみや苦しみは直後に起こるとは限らない。

退院してしばらくしてから悲嘆に教われることもある。

 

 

マリコが夫に話す。

改めて女の子だったって言われると現実だったんだって、気になる。

  


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夫は心配するが、マリコは気丈に振る舞う。

これで本当に決心がついた。

「もう・・

本当に子どもはいらない。」

マリコが大丈夫だというので、夫は仕事に戻っていった。

 

 

待合室のベンチにマリコが一人腰かけている。

真田がマリコに声をかける。

「お体の方は大丈夫ですか?」

 

マリコが自分の気持ちを話す。

正直、今のじぶんのきもちがわからない。

悲しいのか、苦しいのか、

ホッとしているのか・・・

それとも何も感じていないのか・・

「いずれにしてもヒドい母親だったんでしょうけど・・」

 

真田は、少なくとも自分はそうは思わないという。

神崎さんが今回の事実と真剣に向き合ったことはわかっていますから。

 

カウンセラーの真田が面談をしたのは2度。

それで神崎さんの本心に触れられたとは思っていないと話す真田。

「ただ、

それでもここには神崎さんのことを気にかけている人間がいるということを、心の隅にとどめておいてもらえたら嬉しいです。」

何かあったらいつでもいいので声をかけてください。

 

 

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