快苑は優勝候補の一角、植ノ宮を5回コールドで下した。

万年はガッカリ。

退屈。

 


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いろんな勝ち方身につけたいのに、こんな試合じゃ・・・

新チーム結成から6大会全部制覇していまだ無敗。

強さを追求すればするほど敵が消えていく。

 

笛吹は万年ほどは危機感をおぼえていない。

文句なしの圧勝で甲子園まであと二つ。

兜の緒で自分の首をしめなくていいだろう。

 

DLへの遺恨が快苑を強くした。

この1年半、DLとは見てきた世界がまるで違う。

快苑はこの夏、前人未到の二度目の春夏連覇がかかっている。

どうせならDLに勝って甲子園に行きたいというのは笛吹。

 

春はコールドで勝ったけど、DLは6か月の謹慎明け。

フェアではなかった。

 

DLは準決満附。

笛吹
「かわいそうに・・・

針生は厄介やぞ。」

 

 

DLの洗濯場。

阿比留が丸井を締めあげている。

どうやら丸井が

南洋戦で打たれた阿比留を励ました模様。

 


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阿比留は・・

自分たちはメンバー外を蹴落として試合に出ている。

不甲斐ない結果残すカスは責めろというのだ。

 

そこに狩野が割って入る。

「阿比留の言う通りやぞ、ジーマーミー豆腐(丸井)!!

こんなカスにもなれへんヘタレ坊やに気ィ使うな!!

中学日本代表時代のみなぎる闘志はどこへやら!!

南河内の暴君、阿比留勇気はもうしんだんや!!

そらオカンの乳首も黒なるわ。」

 

阿比留の右フックが狩野を吹っ飛ばした!

「誰が丹波の黒豆や。」

 

狩野は起き上がって続ける。

それでいい。

野球はケンカ。

あれこれ考えずにどつきまわす!

それがお前の持ち味。

「プロに入ってオカンに家買うたる言うとったな。」

 

アンパーンチ!

今度は狩野が阿比留に一発!

毎日毎日俺らのオカンは朝まで働く。

叶う保証もない息子の夢を黙って応援してくれる!

 

狩野は阿比留の顔を覗き込み、

「全国制覇した時、オカンどんな顔しよんねんやろ?」

 

 

 

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