前回のあらすじ

  

鈴と同居している男性は鈴の弟に会いたがる。

しかし事件のことがあるので、あまり家族の事を男性に知られたくない鈴

男性は鈴と結婚を望んでいる様子。

 


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鈴は一度会おうと、心にメールする。

心も応じる。

一緒に佐野に会いに行く事になる。

 

佐野の元に弁護士が来る。

佐々木紀子が佐野の無実を証明する証拠を持っていると連絡してきたという。

 

ここから43話

 

 

心の記憶にある母親は・・・

人前で感情を見せてはいけないと言うのが口癖だった。

いつも疲れていて、そして苛立っていた。

だけど、自分の子供を傷つけることは絶対になかった。

 

今日は心と鈴で佐野の元を訪れる日。

待ち合わせて、拘置所に行く前に田村家の墓に行く。

 

二人の祖父が北海道の人だったので、母親と慎吾の遺骨はこの墓に入れたという。


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鈴が語る母親の記憶・・・

明るくて、優しくてたくましい・・・

そんなお母さんだった。

 

お父さんとは喧嘩ばかりしてたけど、

仲は良かった。

そんな二人を見ていると安心できたと話す鈴。

 

墓に手を合わせる鈴に心が聞く。

「心中したって・・・

本当なの・・?」

 


「孤独だったのよ。」

孤独は人の心を壊し、そして病んでいく・・・

日本中の全国民がお父さんのし刑を望み、

私たち家族を憎んだ。

私たちに味方する人は一人もいなかった。

 

事件の後、人ごろし呼ばわりするいたずら電話はしょっちゅうだった。

そんな中でも母親は明るく、お父さんは正義の味方だと言っていた。

 

しかし家の壁には消しても消してもいたずら書きをされる。

” ひとごろし ” ”しね ”

 

そういう日々の中で母親は心を産んだ。

 

 

 

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