大典太の、覚悟を決めて踏み込んだ強烈な突きが鬼丸の顔面を捉えた!!

その時!

鬼丸が大典太のまわしをガッチリと引いた!

大典太も鬼丸の回しを引く。

 


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互いにまわしを引いた両者。

先に動いたのは・・・

鬼丸!

 

つあ゛ぁあ゛!!

 

左下手捻り 鬼嵐!

右で投げが打てなくても、左だけでも十分強い!

 

体を入れ替えて鬼丸は土俵際から脱出!

やはり組めば鬼丸か!

 

ら゛あっ

 

大典太も捻り返す!!

 

大和国は・・

大典太は四つ相撲に隙があると言っていたが・・

洗練しきれていない荒々しさもまた脅威。

外国人力士のようにスケールの大きい四つ相撲。

 

大典太も進化している。

伊達に毎日日本人最強の兄・大景勝と百番取ってきたわけではない!

 

大典太
(組もうが離れようが関係ねぇ・・・

勝つのは俺だ!!)

 

大典太、一気に寄り立てる!!


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こらえる鬼丸!

ぐおおおおあああ!!

 

ザンッ

残った!!

 

大景勝は弟を心配する。

典馬は鬼丸のさっ気に当てられて勝負を急いでしまっている・・

ここは焦らずじっくり両まわしを引いて自分の形を作るべき。

急ぎたいのは消耗の激しい鬼丸の方だから。

 

控室では大関の百乃花がつぶやく。

「弟君、ずいぶん右下手を警戒するのね・・

鬼丸クン、右はもう使えないと思ってたのね・・

違うのね・・・?」

 

童子切安綱

(・・上位ともなるとさすがに気づくものもおるか・・

・・確かにそのはずやったんですけどね・・

今の鬼丸と向かい合ったら

俺でも大典太のようにするやろなぁ・・)

 

鬼丸は腰をひねって何度も廻しを切ろうとするが切れない。

大典太の腕は長い。

初日から長い相撲になった。

 

4分を経過。

ここで水入り!

幕内では3年ぶりとなる水入り。

客席は沸く。

 

 

 

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