試合当日朝。

ミーティング前の廊下。

加藤に、やや遠まわしに音羽は負けると言われてしまった・・

そのことを砂山はまだ気にしていた。

  


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歩き出した砂山は聖蹟の控室前で足を止める。

 

控室では聖蹟がミーティングを始めていた。

監督からのお話しは・・・

ほとんどなし。

 

生方が対砂山戦の説明に入る。

まずチーム説明。

システムは4-4-2

横をカバーしやすい一方、縦への推進力は弱くなる。

攻撃のバリエーションは多くはないが8番本山のセットプレーは要注意。

 

運動量が多く、攻守の切り替えの早さは梁山以上。

下がれば8枚ですぐさまブロックを作り

ハーフラインを越えれば一斉に 10秒とかからずシュートまで持ち込んでくる。

2トップ2枚はスピードがある。

ディフェンスラインの裏はケアが必要。

 

GKの砂山は今大会も状態は非常に良い。

悪い時が分からない。

高いクオリティを維持している。

大会No.1GKであることに疑いの余地はありません。

 

猪原は頷く。

 

安定感抜群の守備と勝負所の鋭いカウンターを併せ持つ。


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それが音羽というチーム。

 

臼井
「つまりそのカウンターを完璧に防ぎ

砂山の牙城を崩し切る。

必要なのはそのためのメンバー構成というわけだ。」

 

生方が聖蹟のフォーメーションを書く。

前3枚は右から

柄本 

大柴

水樹

 

トップ下は来須

 

ダブルボランチの右に

君下

左に佐藤

 

4バックは

右から灰原

臼井

新戸部

速瀬

 

GKは今帰仁

 

来須
「よっしゃトップ下だーーー!!!」

すごく嬉しそう。

やってやるぜーとうるさいほど。

 

君下がスタメンから外れている。

灰原が手を上げて
「新戸部のヤツ、もう足つってますけど。」

んなわけない。

 

速瀬が今帰仁に声をかけ、

国母も今帰仁に

「ついにここまで来たか。

世代交代の波が。」

猪原は「・・・」

国母もベンチだが。

 

臼井が説明

音羽のカウンター対策として

カバーエリアの広い今帰仁が起用された。

 

風間と鈴木はいつでも行ける準備をしておけと監督から言われる。

 

 

 

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