病院の待合室で話しているマスターと陽菜。

「ねぇマスター。

・・・私ね?

これからはナツオくんのために生きていこうって決めたの。」

 


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マスターは陽菜の言わんとしていることがよくわからない。

だって今ナツオちゃんは・・

 

夏生の中にいるのはルイ。

それも陽菜はわかってる。

「正直、こんなことがなければ忘れていくつもりだった。」

時間と共に彼への気持ちが薄まって、消えていくのを待つつもりだった。

でも、あんな風に身を挺して命を守ってもらったらもう無理。

忘れられない。

存在が大きくなり過ぎた。

私の方を向いてくれなくてもいい。

彼が幸せになるなら何でも。

小説家になる夢を叶えて

満ち足りた人生を手に入れるまで

「私の全部を懸けて

夏生くんに尽くしていこうって。」

自分自身の幸せは、向こうの幸せを見届けた後でいい。

 

陽菜の覚悟を知ってマスターは微笑む。

「やってみなさいな。

無理のない範囲でね。」

 

 

職場のルイ。

今日はてきぱき働いている。

その姿を見て梶田はルイに相談を受けたことを思い出す。

 

「運命って信じる?」

とルイに聞かれて梶田は

「お前、暇なのか?」

と返した。

運命だの人生だのに悩むのは暇な奴だけだと前に本で読んだことがある。

 

ルイは、怒りがこみあげてくるが何と言って返したらいいか出てこない様子。

気を取り直して、訊きたいことをわかりやすく話す。

例えば・・


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すごく大事な人がいて、

その人を幸せにする役目は自分じゃないとしたら・・

運命の人って言うのがあるなら、

自分は邪魔してるだけなのかなって・・・

 

梶田
「お前が言う幸せってのは具体的に何なんだ?」

 

 

夏生の病室。

陽菜が洗濯をしに一旦家に戻ることに。

 

入れ違いに芹沢が入って来た。

 

今週の占いが恋愛運が絶好調だったので気合を入れてお見舞いに来た。

心を掴むお見舞いテクというサイトもチェックしてきた。

 

Mission1

気の利いたものを差し入れする。

 

果物のゼリーと・・・

最近読んだ面白い小説。

入院生活は退屈だと思って・・・

 

でも夏生には桃源先生から借りた本が読み切れないほどある。

芹沢の本は退院してから借りることにする。

 

芹沢はそれとなく彼女さんはお見舞いに来てくれるか聞いてみる。

夏生は、彼女は仕事が忙しくてあまり来てくれないと話す。

 

芹沢が、じゃあ私が稽古の帰りにでも・・・

と言いかけたところで医師が入って来た。。

 

ここでMission2

同室の患者さんや看護師さんへもしっかり挨拶を

 

芹沢、立ち上がって

「あの・・・

藤井君のサークル仲間の芹沢です!

藤井君をよろしくお願いいたします!」

 

医師
「あ、はい・・

しっかり治療させて頂きます・・・」汗)

 

我に返る芹沢。

ちょっと仰々しすぎたか?

先生に引かれてる・・・

 

 

 

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