冒頭、ごろ寝の幼少期。

 


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子供の頃から体が弱かったごろ寝。

しょっちゅう喀血していた。

母親は心配するが、

父親は諦めている。

薬などで一時凌いでもどのみち永くない命。

ならばいっそこのまましなせてやるのも忍びの情け。

 

そこに子供滑婆が駆け付けた。

「ごろ寝!!

生きとるか!?」

 

ごろ寝はシャキッと立ってみせる。

「やあ、滑婆か。」

両親は驚き、滑婆はあっけにとられた顔をしている。

また発作が起きたと聞いたから、

粥でも作ってやろうかと思ったのに。

 

ごろ寝
「粥か・・・

かゆいところに手が届くな、滑婆。」

 

滑婆には心配させない様に

いつも元気に振る舞うごろ寝・・

 

 

現在。

弥助のはなった

ふれる有象無象全てを滅する!!

という穴に上体の半分を持っていかれたごろ寝。

 


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そのごろ寝に弥助は問う。

人とは何だ?

命があるから?

肉体があれば?

感情があれば?

全て違う。

 

答えは・・・

私はあの日、信長様に人間にしていただいた。

即ち

信長様の為にあること。

それが私にとって人である事。

「お主らは誰が為に闘う?

忍よ。」

 

半分しかないごろ寝の顔に

微かに命が戻った。

ごろ寝の隻眼が見たのは・・・

滑婆。

 

弥助の顔がひび割れてきた。

力の使い過ぎで肉体が維持できなくなってきたという。

 

その時、骸のはずのごろ寝の体が動き出した。

上体が半分のままごろ寝は立ち上がる。

ごろ寝
「私も、お主も同じだ。

結局同じ。

誰かの為にあり、その己の為に誰かがある。」

それが人間であり、それを証明する行為が愛。

ならば我々は

きっと愛の為に闘うのだ・・・

 

ごろ寝が弥助に襲いかかる。

 

 

 

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