ルイの職場。

新メニューが決まった。

梶田
「なぁ橘。

明後日の定休日、空いてるか?」

 


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ルイは空いていないと返事。

その日は昼過ぎから病院で過ごす予定。

梶田はそれまでの時間、ちょっと付き合えと言う。

 

当日のAM4:00

ルイと梶田は待ち合わせて梶田のバイクで築地に向かう。

 

築地に着いて・・・

梶田は馴染みの仲卸人のところへ。

梶田が日本料理の店に勤めていたころに知りあった模様。

 

梶田が今年の鯛はどうかと聞くと、いいのが入ったと言って刺身を出してくれた。

ルイも一口食べると、とにかく美味い。

旨味が濃い。

しっかり脂も乗っているのにくどくない。

これなら秋メニューのカルパッチョにも合う。

 

梶田は秋メニューにここの鯛を使えないか進言してみるつもりだという。


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「ちょっと手間はかかるかもしれないけど

この美味さ、味わって欲しいだろ?」

ルイは同意。

これならお客さんは絶対満足してくれる。

 

梶田
「お前、悩んでたけどさ。

別に運命とか本当に幸せとか

よくわかんねーこと考えなくていいと思うけどな。

そんなもん結果論だし。

俺らみたいな人間は

美味いもん作って

相手が喜んでくれて

それでいいんじゃないのか?」

 

ルイは、自分が作った料理を食べて

夏生が美味いと喜んでいるときの顔を思い浮かべる。

「そうかも。」

 

仲卸のおじさんは梶田に

彼女の前でカッコいい事いっちゃて

と冷やかすが

ルイは、彼女じゃないですと、きっぱりと否定。

もっと優しいいい人がいますので。

 

梶田はちょっと寂しそう・・

 

 

 

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