九月場所二日目の朝。

柴木山部屋。

番付が低い力士が取り組みを終えて帰ってくる。

稽古場の張りつめた空気に身構える力士たち。

 


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静けさの中の緊張感が凄い。

その理由は、鬼丸。

何せ今日は結びの一番で横綱刃皇との取り組み。

今場所の鬼丸は余裕がない。

 

 

その頃レイナは・・・

朝陽川部屋にいた。

なぜか刃皇の前で正座している。

刃皇
「凄いね君・・・

場所中に敵陣に乗り込んでくるなんて・・・」

 

こんな事になった経緯は・・・

前日、由美と話したときに

レイナが

場所ちゅうの横綱に対して

どんなふうに接していますか?

と聞いたころから始まった。

 

自分が火ノ丸の力になれないことに悩んでいることを告白。

 

由美は

それなら見にくれば?

と言ってくれたのだった。

 

そして実際の横綱は・・

部屋の片隅でパター練習をしたりして結構のんびりしている。

 

由美曰く、


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決めているのはお酒を飲まないという事くらいで、その時々で違うという。

本人なりのやり方があるので妻である自分がとりたてて何かをするということは無いらしい。

せいぜい狼狽えない事くらい。

 

狼狽えまくっている自分を反省するレイナ。

 

場所中の過ごし方は力士によって様々。

鬼丸のルーティンは・・・

ずっと自分の部屋にこもって対戦相手のビデオを見ている。

緊張を途切れさせない様にそのまま昼には会場に向かう。

 

刃皇は普段通りの実力を土俵上で発揮するために昂りを抑えようと努めるという。

対し、火ノ丸はその昂りを土俵上に持ち込もうとする。

「それは彼が実力以上の結果を求めていて、

彼自身がそのことを自覚しているからだろう。」

と、刃皇。

 

ここでレイナが攻めた質問。

横綱は・・

相撲と奥様・・

どちらをより愛していますか・・?

 

レイナとしてはただ思ったことを聞いただけだったのだが、失礼な質問だと気づいて慌てる。

 

 

 

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