夜の守備練習。

竹島も朝利も、富樫の真剣さに驚く。

 


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そして自分たちの甘さに気づく。

Aの富樫がここまでやってるのに、

Bの自分は何をやっているんだ・・・

 

この様子を、遠くから監督がうれしそうに見ていた。

 

富樫から教えを請われているアシトだが・・・

自分の守備下手さを訴える。

視野が広いと言っても、守備には全く生きていない!

 

サッカーをやっているとき、確かにいろんなものが見えている。

それを攻撃に生かそうとすると、アイデアは沢山湧いて来る。

しかし守備は・・・

今の練習でもわかる。

守備は完全に朝利や竹島の方が上。

もちろん富樫も。

自分の守備はプレミアのレベルじゃない。

痛いほどわかっている。

でもプレミアに出たい。

もう一度、あの舞台に・・

 

守備は苦手。

でも心底理解したい!

 

誰でもいい・・・

教えてくれ・・・!!


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朝利も竹島も、アシトにはどう教えていいか分からないという。

自分たちがジュニアから当たり前に教わって来た守備の概念がアシトの場合全くないから・・

守備は組織的なものだから言葉にしようとすると小難しい説明になって伝わるのかどうか・・・

杏里も、自分が渡したメモが小難しい説明になっていたことを思い出す。
 

その時、陰で聞いていた福田監督が姿を現した。

「なんで小難しい説明になるんだ?」

 

アシトたち全員が驚く。

 

監督は続ける。

守備が攻撃に比べて組織的という部分は賛同するが・・

それを論理的にしか説明できないというのは大きな問題。

「お前らの二人の弱点は、そういうとこだよ。

朝利、竹島。」

 

監督は、もっと自由に考えろという。

サンダル履きだった監督は、アシトの上履きにはき替えて、長めのロープを取り出す。

そして自分も練習に入るという。

 

 

 

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