東京選抜の選手たちは帰路に就く。

 


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電車の中で御幸は成宮に声をかける。

「言うべきか迷ったけど、お前クセが出てたぞ。」

 

近くで白河も聞いている。

 

セットアップでも、ワインドアップでも、チェンジアップの時だけグローブの位置が高くなってた・・・

 

成宮
「へぇ・・

言っちゃうんだそれ。

意外な展開。」

お土産として持って帰ってもらいたかったけど・・

 

これ、実は稲城が仕掛けた罠だった。

白河が舌打ちしている。

 

成宮としては、

この時期にボールの軌道を見られるわけだから、タダで帰ってもらうわけにはいかなかった。

 

西国分寺で御幸が先に降りる時


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成宮が、センバツは譲ったけど、夏は俺たちのものと言ってきた。

成宮
「決勝か、準決勝か。

勝った方が総取り。

夏を継続することができる。

潰し合いだね。」

 

電車が行った後、大きくため息をつく御幸。

あぶなかった。

マジで言って良かった。

このまま持って帰って皆に伝えていたらどうなっていたか。

 

成宮が別れ際に言った、潰し合いだね という言葉を思い出す。

夏はもう、始まっているのだ。

 

 

西邦対青道は試合が終わってそれぞれのバスに乗り込んでいる。

 

7回裏、青道の攻撃から振り返る。

代打攻勢で明石から1点をもぎ取った。

これで西邦 1-3 青道

 

 

 

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