刃皇との肌を通した語り合いで相撲を取る喜びを思い出した鬼丸。

 


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鬼丸は両目をしっかりと見開いて刃皇に向かって行く。

刃皇
「そう・・・

いい目になってきたじゃないか。

来い!!」

 

鬼丸の目の前には全てを受け止め包み込むような、大きな・・

鬼丸が刃皇の懐に向かって行くその時!

レイナが叫んだ

「頑張れ!火ノ丸ーー!!」

 

鬼丸にはこの声がとても懐かしいものに聞こえた・・

そう、母親の声援

「頑張れ!火ノ丸ーー!!」

 

鬼丸
(あぁ・・・

母ちゃん・・・

ワシは今 横綱と相撲取ってるよ・・)

 

病院で観戦している駿海は・・

そうだ・・

俺が刃皇に見せたかったのは・・

火ノ丸の・・・・

 

鬼丸の強烈な当たり!!

芯を捉えた!!

刃皇「おっ・・・!」

 

鬼丸はそのまま刃皇を土俵際まで追い詰める!

 

由美
「また色々と言われそうな内容ね・・・

まぁいいけど・・・

おかげで腹は決まったみたいだしね・・・」

 


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レイナは由美に謝り、火ノ丸に声援を送る!

「行けぇーー!!

火ノ丸ーー!!!」

 

このレイナの声も鬼丸には母親からの声援に聞こえる。

そしてこの時!

混濁する意識の中・・・

怪我の事も忘れ・・

使えないはずの右手を回しに伸ばした!

 

右下手!

刃皇
(何だ・・・

いいもん持ってんじゃないの・・)

 

刃皇裁判もいよいよ大詰め。

法廷が燃えている・・

無道は踏み込みの深さ

選択の躊躇のなさが強みだが

反面視野が狭く後の先で御しやすい

 

駿海さんがかわいがるわけだ。

しがらみを取り払って見た彼の心は

実にまっすぐで、熱い・・・

故に止まれなかったのだなぁ・・

さて・・

のんびりと下手を持たせておく訳にもいかん

判決を言い渡そう

 

相撲で周りを悲しませた罪は重い。

場合によっては君から相撲を奪う事さえ考えた

その方が君にとって幸せだと

だが・・・

狂うほど相撲を愛したこの若者・・・

ただしぬには惜しい

情状酌量の余地有り

執行猶予三年で釈放

 

 

 

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