シリーズ養子縁組第7話

 

 


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坂上さん夫妻が特別養子縁組の民間団体、ベビィホープで説明を聞いている。

ベビィホープのルールを説明する職員

・生まれてくる子供と出生前に縁組すると約束する場合、どんな子が産まれてきても、我が子として受け入れられる人のみにしている。

・出生後、実母の気持ちが変わって自分で育てる決意をした場合、その意思を尊重する。

・養親には、真実告知(子供に特別養子縁組の事実を小さいうちから伝えること)を義務付けている。

 

帰りながら話す坂上さん夫婦。

子供に事実を知らせないというのは養親のわがままだとナホさんは言う。

そこから逃げてしまったらきっと迎えた子供を幸せには出来ない。

もし自分の所に子供が来てくれたら、産んでくれたお母さんがどんな思いで産んだのか、ちゃんと伝えてあげたい。

夫も同意する。

 

 

ペルソナ。

リカの病室にサクラと小松と向井さんが来ている。

 

リカは今35週。

お腹のはりも増えてきた。

年齢的にも早産になりやすいので入院をして経過を見て行こうと話すサクラ。

 

母親は

リカのお腹も目立ってきたので、近所の目を考えると自分もその方が安心だという。

 

サクラたちスタッフは またか・・ といった表情。

 

向井さんがリカに話す。


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「リカさんとリカさんの子供について

ベビィホープの安江さんと面談を何回かさせて頂いて、特別養子縁組の話は進めています。

でも今日は鴻鳥先生と小松さんも一緒に、出産後・・

退院までの話をしようと思ってます。」

 

・まず出産後

母児同室で過ごす。

入院後は赤ちゃんをお風呂に入れてあげたり、母乳をあげたりもできる。

母乳には赤ちゃんにとっていろいろなメリットがある。

 

そこまで話したところでまた母親が口をはさむ。

子供は生まれたらすぐに病院で預かってもらいたい。

母乳ではなくミルクで。

 

サクラが、リカ本人が希望すればそれも可能と話すが、

また母親がリカに

赤ちゃんは生まれたら預かってもらった方がいい。

でないとつらい思いをすることになると話す。

 

リカは無表情に そうだね とだけいう。

 

サクラ
「リカさん・・・

確かにお母さんの言う通り、生まれてくる赤ちゃんとかかわりを持てば、リカさんは辛い思いをするかもしれないし、気持ちが揺らいでしまうかもしれない。

でもリカさんが母親としてその子と過ごせる最後の時間になるかもしれないんだよ。」

 

リカは黙って考えている。

 

サクラはリカに

今すぐに決めなくてもいい。

自分がどうしたいのか、赤ちゃんが産まれた後に、伝えてくれたらいい

と話す。

 

 

 

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