寧々が笠井と部屋に二人でいる。

やり終わったばかりの様子。

 


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笠井は、

最近稽古の時、寧々と芹沢がよく話しているのは、寧々が色気のない芹沢に個別指導しているんだろと話す。

 

別にそういうわけではないが・・・

寧々は芹沢が面白いという。

純粋過ぎて危なっかしいところが。

 

 

ルイがコンビニに行っている間に芹沢が帰れば良かったものを、もたもたしててルイが帰ってきてしまった!

真っ青になって固まっている夏生と芹沢。

ルイはキョトンとしている。

夏生「おか・・えり・・・」

 

ルイは目をごしごしして芹沢を指さして

「幽霊・・?」

 

後がない芹沢!

ここは勝負!とばかりに幽霊の演技を始める。

あ・・あ・・

寒い・・・寒いわ・・・

ここはどこなの・・・?

何もわからない・・・

あの男がじさつに見せかけて私をころした夜から・・・

 

芹沢が幽霊の演技をしていると気付いた夏生はそれに乗ることに。

「いきなり何言ってんだよルイ。

オレには何も見えないぞ?」

 

芹沢はずっと何かをブツブツ呟いて演技を続行。

 

夏生は、

この建物は古いから霊とか出てもおかしくないと言い、


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ここには自分とルイしかいないと言い張る。

 

ルイ
「うん、あたしも幽霊初めて見るから驚いてる。

って、なる訳ないでしょ。」

男を捜して彷徨う霊を演じている芹沢の肩をがっしりとつかむルイ。

 

二人を正座させて自分はイスに座り、

ルイ
「とくと 聞かせてもらいましょうか。」

 

夏生が手を上げて発言する。

「多分この状況で何を言っても信じてもらえないかもしれないけど

今回の事に関しては俺は一つも悪くないんだ。」

ルイ、からくり人形の顔で

「へーーー」

 

ルイは夏生のほっぺたをひねり上げながら

一つも?

じゃあさっきの大根芝居は何だったのでしょーかっ

と詰め寄る。

 

穏便に済むなら・・・

と言い訳する夏生。

ルイ
「へええええ

脚本担当といえど、こんな下手な人が演劇サークルにいていいのかって程のあの演技で穏便に?」

 

実はルイは、夏生に悪気がない事はわかっていた。

長く夏生の彼女やってるわけだし、

何か事情があるんだろうなって。

 

わかってもらえて嬉しくて、泣きそうな夏生。

ルイに抱きつこうとするが足の裏でブロックされる。

 

 

 

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