シェルターに戻って4週間目にエマは目を覚ました。

エマは早速ベッドから立って、皆を集めて話をしだす。

ミネルヴァさんは

” 望む未来を叶えなさい ”

という言葉と共にメモリーチップを残してくれた。

 


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エマ
「フィルたちを連れ戻る。

私の計画を聞いてほしい。」

 

ミネルヴァの残した情報を皆で見る。

行き来の道・・

支援者・・

農園の設計図、

ラムダ計画

七つの壁・・

 

支援者との連絡の取り方まで書いてある。

ということは・・

支援者と連絡を取って

GFの設計図を使ってフィルたちを助け出して

そしたらGFからそのまま人間の世界に行けるという事・・?

ドン
「やろうと思えば

今すぐにでも人間の世界に渡れるってことか?」

 

それはそうだが、それだけじゃ危ない

と言ったのはレイ。

皆は何の事か分からない。

 

レイ
「ラートリー家だ。」

それはミネルヴァさんの一族。

人間世界の秩序を得る代償に、食用児を鬼に食わせる約束を代々守り続けてきた一族。


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ミネルヴァさんをころした裏切り者は勿論、一族全体が食用児の自由など絶対に許さないはず。

ラートリー家と裏切り者が全力で邪魔しに来るという事。

その状態で人間の世界に逃げても、安全とは言い切れない。

 

例えば・・

農場の中の行き来の道もラートリー家の管轄だろうし・・

人間の世界で食用児のことは知られているのか、

逃げたところで受け入れてもらえるのかという問題もある。

約束を破って渡る訳だから、気づかれたら鬼たちだって追ってくるかもしれない。

 

それに・・

自分たちの行動が、鬼と人間の世界の戦争を再び引き起こしてしまうかもしれない。

 

エマ
「気付かれない人数で秘密裏に逃げるか・・

食用児全体で鬼と全面戦争を起こすか。」

戦争は嫌。

それに私たちが目指すのはGF全員の解放。

人数以前に気づかれずに逃げるのは不可能。

「私は、家族もGFで出会った仲間も

誰一人失わずみんなで逃げたい。」

それも、ただ逃げるだけじゃない。

笑って暮らしたい。

 

 

 

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