八郎との戦いを切り上げて、阿吽坊は鳳輦車の頂上へ。

 


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阿吽坊
「ここが天守・・

いや、それともかつての安土の如く・・

天主と呼び習わすか、信長よ。」

扉をあげて阿吽坊が入ると、そこは大聖堂。

信長(成尋)が祈っている。

 

不幸にして哀れな男は大いなる狂気と暗闇に囚われ

己を超える世界の主である造物主など存在しないと語った。

これは・・

ふろいすがいえずす会に宛てた信長についての記述。

信長は神になろうとした。

 

阿吽坊は、その野望は今宵この場で潰えるという。

この京で2度にわたって神たらんとした信長の野望も・・

桜花の力を用いて本能寺の変を起こらなかったことに修正しようとしたその野望も。

 

信長が顔を見せた。

顔の右半分は信長だが、左半分は成尋。

信長は、一つ違うという。


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光秀にころされたのではなく、ころさせた。

神の御子は黄泉返るものであるから。

 

信長は続ける。

とはいえ、桜花の存在は僥倖だった。

いかにばてれんの魔術を手に入れたとて

それはあくまで西洋においての技術であり、体系。

皮肉にも、求めていた力は

今から八百年も昔、とある僧によって高野山慈尊院、忍の里に持ち込まれていた。

 

 

響の顔と両手足が揃った。

着物の上に並べる。


「ねえ八郎・・・

これで本当に響ちゃんが戻るの?」

八郎
「ああ・・

そういう手はずになっている。」

 

そうは言っても成尋との約束。

あてにならないんじゃないの?

と現に突っ込まれるが・・・

 

その約束をしたのが茶の席での事。

茶湯御政道

信長は茶の席で偽りは言わないはず。

 

 

 

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