そしてルイは言いにくそうに陽菜にお願いする。
自分が海外に行っている間、ヒナ姉が夏生に身の回りのこととか、いろいろしてあげると思う・・
「あたしが悲しくなるようなことは、しないで・・・?」
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陽菜
「じゃあ・・・
姉としてできることなら、いい・・?」
ルイは少し間をおいて・
「・・・・
それなら・・」
陽菜は明るく言う。
大丈夫。
私だってルイにも夏生君にも笑顔でいてもらいたいもん。
ルイは俯いて謝る。
こんな事言ってゴメン・・
陽菜は、不安は吐き出した方がいいと話し、
一緒にお風呂入って悩み事を聞こうかと提案。
ルイもOKする。
—
夏生が大学の図書館で小説を書いていると、マオ先輩が声をかけてきた。
夏生が
試験の準備やサークルもあるから寝不足気味と話していると、ルイからメッセージが来た。
” 今度の土曜日1日あけといて ”
というもの。
マオ
「また一つ忙しくなりましたな。」
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マオ先輩は、サークルの方は華先輩いるし 傷治ったからって無理しちゃだめだよー
と言って帰って行った。
夏生は何か考えている。
(何にしようかなぁ・・)
—
土曜日。
駅で待ち合わせ。
ルイはおしゃれして可愛い。
夏生もちゃんとデート用の服を着てきた。
ルイが夏生を連れてきたのは
ルイと夏生が出会ったカラオケ屋。
今日は思い出巡りをするつもりらしい。
自分で来ておいてルイは歌わない!
恥ずかしいらしい。
夏生が、上手い下手は関係ないから心で歌えと言うと、
意外と最近の曲を歌った。
前は最近の曲は軽くて薄っぺらい気がしていたけど、夏生と付き合うようになってそう言う曲の歌詞もいいなと思えるようになったという。
夏生、ちょっとうれしそう。
ルイも歌うようになってひとしきり盛り上がった後、夏生が提案する。
思い出作りなら俺も連れて行きたいところがある。
「よかったら二人で抜け出さない?」
あの時みたい!
ルイも乗った!
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夏生、きれいな事言ってるけど
汚らしい汚物が、どんな優しい事言っても
嫌悪感しか湧いてこない・・・
昔、カラオケボックスで陽菜は泣いてたんだぞ!
コメントありがとうございます。
もしかしたら夏生には悲惨なラストが待っているかも?
ふとそう思いました。