前回のあらすじ
桜木は
なぜ日本の学校教育は受験を基準に形成されているのか
を説明する。
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それは日本の社会システムは全て学校の延長線上にあるから。
国が新卒一括採用をするのがその原因。
民間もそれにならう。
新規一括採用を円滑に進めるためには、生徒、学生を同じ条件で揃えなくてはならない。
その条件とは、新年度を前に全員卒業すること。
就職は 就活 という入社チャンスが1回の短期集中選抜。
高校大学は入試というテストの一発勝負。
受験システムは日本の社会が、若者の新規一括採用をやめない限り何も変わらない。
子供の勉強する目的は受験対策であり続ける。
受験は競争である限り、難易度1位が最高の価値という社会の認識は揺るがない。
つまり、東大の価値は100年たっても変わらない。
校舎の屋上で話す早瀬と天野。
お互い、受験日まで勉強をやり抜くことを約束する。
そして東大に合格する!
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ここから27話
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早瀬は12歳の帰国子女を演じて毎日ツイートしている。
天野も頑張る。
東京育ちの大学受験生としてユーチューブに英語で動画をアップする。
のはいいのだが、何故かアフロかつらをかぶってグラサンしている。
ホントに受験生?という感じになってる・・?
でも掴みとしてはこれくらいやらなきゃダメなのかな・・
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龍山高校の廊下をかなり太っている女の人が歩いている。
歳は30くらいか。
見た目のインパクトは絶大!!
生徒が集まって来た。
ざわついている生徒たちに
「ハ~イ!」
と軽く挨拶する。
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東大専科。
水野が新学期の挨拶をする。
目標はただ一つ!
来年3月の東大合格!
水野がこれからの方針を確認する。
大学受験において最重要科目は英語!
英語で得点を伸ばすには一番最初に英語強化に努めることが大事。
その訳は・・
英語は学習量が多いから。
だから二人もまず英語の対策に着手した。
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