シリーズ胎盤編後編。

 

 


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屋上で休憩している船越と加瀬、

船越が大きなため息をつく。

理由は

だれも一緒に飲みに行ってくれないこと。

 

可哀想に思った加瀬が今夜焼き肉に行こうと誘ってあげる。

船越は喜んでお店を予約。

 

その後すぐに加瀬の電話に下屋から着信。

「今から搬送来ます。」

 

30歳女性

30分ほど前に自宅で突然下から大量出血。

血圧113/55

脈拍98

 

受け入れ口で待機する下屋と加瀬、他スタッフ。

加瀬
「下屋・・・

1か月前に子供を産んだ患者だろ?

出産から1か月後に突然出血が止まらなくなるなんてあるのかよ?」

下屋
「ええ・・・

そういうこともありますよ。」

 

救急車が来た。

搬入後、ストレッチャーで移動しながら

モニターつけて

ルート確保!

すぐに採血!

産科声かけてるよね

 

ご主人にはベンチで待っていてもらう。

 

松本さんは救命に運ばれた

下屋が下から内診する。

出血はまだ結構出ている。

ガーゼで吸収しながらエコーで子宮内を診る。

 

松本さんの顔色が悪い。

加瀬
「ヘモグロビン6.4か・・

もう輸血を始めた方がいいな。」

輸血MAPとFFPを持ってくるように指示を出す。

 


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エコーで子宮内を診た結果・・

子宮内にあったのは胎盤ポリープ。

 

下屋は、サクラと一緒にいるご主人に報告する。

出血が止まらないのですぐに子宮動脈塞栓術をした方がいいです。

 

サクラが説明する。

胎盤ポリープは子宮内の胎盤組織がポリープ状に増大する病気。

非常に血流が多いので時に大出血を起こす。

子宮内に胎盤が残っていたわけではない。

胎盤ポリープは問題なく胎盤が出たとしても起こりえるもので、希な疾患。

 

妻は大丈夫なのかとご主人が心配するので下屋が答える。

出血は今も続いている。

今は輸血を始めているがすぐに出血を止める必要がある。

輸血を行いながらいまから

子宮動脈塞栓術という血流を止める処置をする。

 

それは放射線科の医師が行う治療。

足の付け根からカテーテルを子宮動脈まで入れて血流を止める。

そこでいったん様子を見る。

 

子宮動脈塞栓術を行って、出血が止まった。

松本さんの顔色もよくなった。

 

サクラが松本さんに話す。

「このまま血流が小さくなればポリープは自然に脱落して出ていく事もありますし、状況によっては子宮内にカメラを入れて切除しに行く事もあります。」

小松
「でもとりあえず良かった~。」

とりあえず一安心という表情の松本さん夫妻。

 

 

 

 

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