前回のあらすじ

 

オガタは音声カウントの意味がようやく解って来た。

自分がいる位置と前を走るクルマとの位置関係を把握するためのデータ。

ぐんぐん迫る先行車にどこで追いつくのかを頭の中のコース上でシミュレーション出来ていて・・

キリの中から目標が出現する瞬間には

もうオーバーテイクのシナリオが完成している。

 


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86号車が9位の8号車に追いついた!

しかしテイラーも譲らない!!

視界のない霧の中でサイドバイサイド!!

 

 

ここから40話

 

 

しばらく86号車と並走していたテイラーだが・・

(とうていつきあいきれない・・

こんなところで命のやり取りをする気はないぜ・・)

 

テイラーがじりじりと下がって・・

86号車が前に出た!

ついに9位!

一桁ポジション!!

 

実況の田中に促されて小柏がコメントする。

この視界のない中で、3つのコーナーを並走して抜けていった・・

見ている方がゾッとしてしまう。

テイラー君もランキング8位の意地を見せてくれましたが・・

あそこまでが限界。

片桐君は何かが根本的に違う。

 

小柏は、カナタの頭の中では霧に包まれたコースがクリアにイメージできているのではないかという。

何か普通とは違う特別な記憶力があるのかもしれない。

そしてそれこそが片桐夏向の非凡なパフォーマンスを形作る特別何かなのではないか・・・


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横浜にあるビルの一室で高橋啓介が中継を見ている。

※高橋啓介・・TKマッハコーポレーションの代表取締役

(予選では俺のデモ走行をほぼ完ぺきにコピーしていたと思いきや・・

レースではそれをベースにアレンジを加えて自分のスタイルに仕上げてやがる・・

頭のいい奴だぜ・・)

 

にしたってほめ過ぎだけどな、小柏め・・

いくら藤原の教え子だからってそこまで持ち上げるこたねーだろ

と画面を見ながら隣にいるケンタに話す。

 

そして啓介は自分の想像が正しければ、86番の走りには現時点では露呈していない重大な欠点があるはずと言う。

それが何かわかるかケンタに質問するが・・

※ケンタ・・同不動産部門チーフの中村賢太

ケンタは自分で考えることなく答えを聞く。

 

すると啓介に、もうちょっと自分の頭で考えろと怒られる。

だからいつまでも成長しない。

「そんなこっちゃいつまでたってもファクトリーにもどさねーぞ。」

ケンタは今の不動産部門じゃなく、パーツの開発をやりたいのだ。

 

とは言え、正解してもパーツの開発には当分戻れそうもない。

パーツは儲からないし、今は会社の収益の柱は不動産。

そしてケンタには地上げのセンスがあるという・・・

ケンタ
「人聞きの悪い言い方はやめてください社長・・」

 

 

 

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