ある鬼の町。

市場での鬼たちの会話。

 


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またバイヨン家領下の量産農園が2つ襲われた。

最近盗難が多い。

奴らの不満は高級肉食わせろだが、高級農園は警備が固いから盗めない。

結局、貴族たちへのうっぷん晴らし。

 

バイヨン家も可哀想。

ご当主様が失踪されてからもう1年以上。

 

時は2047年9月。

(ゴールディポンド密猟場崩壊から1年7か月)

 

鬼の会話の続き。

もしかしたらその失踪も奴らの仕業かもしれない・・

 

発言者は滅多なこと言うもんじゃない!

と怒られる。

 

でも・・

確かに一度でいいから高級農園の肉を食ってみたい。

 

店には食用児の頭、手、内臓など各部位が並んでいる。

 

「GFのにく(人間)とかまだ逃げてんのかなぁ・・」

「ハッ!

もう二年近くも前の話だぞ。

とっくにしんでるさ。」

 

 

しかしどっこい生きていた。

GF脱走から1年8か月。

エマたちのシェルター。

みんな元気そう。

狩りなどでやむを得ず外へ出る時はモニターを慎重にチェックして異常がないことを確かめている。

 


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畑を拡張したりしてできるだけ外へも出ないようにして隠れている。

小さい子たちにもきちんと意識付けできている。

ちゃんと隠れていっぱい警戒して、絶対シェルターを守る!

 

おかげでラートリー家に襲われたりしていない。

 

ただ・・

支援者からの連絡は今もまだない。

 

七つの壁探しも変わらず進めている。

 

エマたちはクヴィティダラから帰ってきて、エマが見た寺と金の水の場所を探している。

この時、2046年7月

(クヴィティダラ探索開始から約4か月後)

 

場所の絞り込みは記憶力の良いレイが活躍。

寺や金の水について書かれていた書物を全て記憶しているのだ。

 

そして、見えた景色と寺の形を地形と文化圏と照らし合わせて幾つか絞り込んでいく。

 

半月後、

エマ、レイ、ドン、ギルダ、ヴァイオレット、ザックの6人で出発。

まずは東側。

 

7か月後に戻って来た。

東側は全部外れだった。

 

次は西側。

エマ
「急がなきゃ・・!」

 

西側には金の水の場所の候補地が7つ。

寺の候補地が3つ。

その内、寺の候補地の全てが鬼の町の中にあった。

 

 

 

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