景虎は川中島で武田と対峙中。

しかし景虎はお月様で苦しむ。

見かねた影武者のシロは春日山に戻るように提案した。

 


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シロはそのことを捨丸と弥太郎に話す。

驚く捨丸にシロは作戦を説明する。

・虎様は本当にお身体の調子がすぐれない

・このまま川を挟んでにらみ合いが続くなら、大将が入れ替わっても武田は気づかない。

・もともと、官位を授かりに京都に行くことになっているので九月末には春日山に戻らなくてはならない。

・このまま他の者には言わずに、夜が明けたらすぐに出発する。

・体が弱って動けないだけでない。
ずっとイライラしていてまともな判断なんてできない。
お月様の女子に戦なんてできっこない。

・ここから春日山まで馬を飛ばせば二日もかからない。

・女の格好をさせて弥太郎がついてれば襲われることもないだろう。

・じい様たちには女の身体は分からないから、虎様に一番近いうちらだけで事を進める。
虎様が春日山に着いたくらいでじい様たちには知らせればいい。
それまでは影武者の自分が頑張る。


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夜中に馬で出発した弥太郎と景虎。

弥太郎の後ろに景虎が乗る。

 

夜が明けて暑くなってきた。

景虎が少し苦しそう。

食欲はないが喉が渇いたという。

 

すると道端の木に男が登り、その下に女が立っている。

女が男に何か指示を出している。

 

弥太郎が声をかける。

「おーい、何獲ってんだーっ!!」

 

女が振り返る。

美人だが、気が強そう。

「なんだい、大きな声だして。

あたいら金は持ってないよ?」

 

いい身体してるからちょっと揉ませてくれと弥太郎がいいかけて景虎にぶん殴られる。

 

女は、弥太郎も馬もデカいと感心する。

かどわかしにしては馬が立派過ぎるとも。

 

弥太郎
「あ、馬の良さが分かんのか姐ちゃん!

いい女だな。

かどわかしじゃねえけどかどわかしてえな~。」

 

弥太郎がくだらないことを言っていると、景虎が腹をおさえて苦しみ出した。

少し休むことにした。

 

 

 

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