前回の続きで神社。

夏生が猫に驚いた陽菜の肩を抱く。

陽菜
「ナツオ・・くん?」

 


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夏生
「まだ、震えてる。」

 

陽菜は自分の手を見てみる。

確かに震えている。

 

平気そうにしていてもやっぱり怖いのだ。

 

夏生は、陽菜が周りに心配かけないようにもう大丈夫みたいに振る舞っているのを見抜いている。

あんな目に遭ったら引きずるのは当たり前。

自分には何でも言ってくれと話す。

「役に立てるかどうかわかんないけどできるだけ力になるからさ。」

 

陽菜は泣きそうになる・・・

そして夏生の傷のことを気にする。

目立たなくなったのかどうか・・・

 

夏生は段々薄くなってきたといって服をめくって見せる。

「触っても い・・?」

と聞いて、陽菜はそっと触ってみる。

 

触られて、ちょっとピクッとなる夏生。

 

陽菜は、

夏生が倒れた時すごく怖かったと話す。

刃物で追いかけられたことよりも、夏生の未来がなくなることが・・

もう話せなくなることが・・

そんなことは絶対いや、絶対ダメだと思ったという・・

 

陽菜
「目を覚ましてくれるまで私も生きた心地がしなかった。

それがここまで回復して、無事に小説を書きあげられるようになるなんて

それだけで夢みたいにうれしい。」

 

夏生はお腹をしまって、一緒に実家に帰る。

 

風呂から上がった陽菜は、自分の裸を鏡に映して

夏生に守られている自分を再認識する。

(わたしが守っていくって決めたのに・・

これじゃ逆じゃない・・・)

 

布団に入った夏生は、陽菜に触られた傷口をもう一度自分で触ってみる。


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大学で芹沢が葛岡と話している。

芹沢は、葛岡が知らない知り合いの人の話と前置きして、ルイと夏生と陽菜の関係について相談する。

その知り合いの男が、あまりにも近いところで彼女を乗り換えたので幻滅したと言っている。

それに対する葛岡の反応は

「別に良くない?」

 

一旦別れたなら別に付き合ってもいい。

それは近しい関係だろうと。

 

この言葉に芹沢は強く反発する。

よく知ってる同士の女の人両方抱くなんて信じられないというのだ。

 

葛岡の分析は・・

芹沢がイライラしているのは、その人の気に入らない行動のせいじゃなく、

芹沢のコンプレックスが原因。

気に入らないなら考えが合わないといってスルーすれば済むこと。

しかしそれが出来なくて嫌悪感にまで針が振れてしまうのは何らかのコンプレックスを刺激している可能性が大きいというのだ。

 

芹沢の場合は、恋愛経験の少なさか。

自分の経験が少ないから他人の色んな恋愛や性愛の形を許容できない。

恋の正しくキレイな上澄みしか認めない。

それ以外は悪。

 

葛岡は芹沢に、自分の事も内心軽蔑しているのだろうと言う。

しかし反対にどこか憧れる気持ちもあるのだろうとも。

 

葛岡は続ける。

そんなに許せないならそのイライラが自分の中の何に起因しているのか考えてみたらどうか。

でないとその人もちょっと可哀想。

「あんたの自分の物差しで測って安易に人でなし呼ばわりするなんてのはさ・・」

 

葛岡が最後に、経験増やしたくなったらいつでも紹介すると言うと・・

芹沢は即答で「いえ結構」

 

 

 

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