青函 1-0 桜高

勝てばベスト4

前半25分経過。

 


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相変わらず青函は守備に徹している。

桜高もチャンスらしいチャンスを作れていない。

会場からはブーイング。

スタジアムはある種異様な空気になってきた。

 

鳥飼
「こいつら、マジでこのまま守り切るつもりなのか・・・」

 

火村もディフェンスに尽力し、息を切らしている。

 

中野剛は驚く。

普通は出来ない。

とんでもない精神力。

何が青函を支えているのか。

 

観客からヤジが飛ぶ。

「カッコ悪りーぞ。」

 

火村
(わかってんだよ。

そんなことは・・)

 

 

回想。

前日の夜の青函のミーティング。

監督(火村の父親)が作戦を話す。

明日の試合は全員で守る。

失点しないことが大事。

時間が経てば桜高にも焦りが生じる。

守りを固めて、その隙をつく。

来ればカウンター


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来なければ我慢。

この作戦が最も勝利に近い。

成功の鍵は全員の意志統一。

 

しかし選手たちは冷めた顔・・

みんな席を立ってしまう。

選手たちは口々に

「ははっ 俺たちに亀になれってか。」

「ありえねーだろ。」

「誰も真面目に聞いてねえよ。」

「夏以来すっかり求心力がねえもんな。」

「自業自得だろ。

サッカーが古い。」

「いつも通り攻めるだけだ。」

「当然。」

 

火村も冷笑・・・

 

しかしそういった選手たちの中で平と樋口だけはやや違った感じ。

何か考えている。

 

部屋で火村と二人になった平は

「どう思った?」

と聞く。

べた引きでカウンター一本の作戦。

 

火村はありえないと息巻く。

攻めて攻めて攻めまくる!

それで勝ち上がって来た。

「何弱気になってるんスか!!」

 

平は、確率の高い現実的な策だと思うという。

 

 

 

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