都予選の組み合わせも決まり、開幕まで残り1週間

6月23日月曜日

学校はテスト週間。

 


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教室では皆テストに向けて勉強している中、奥村はスコアブックを見ている。

開いているのは、日曜日に行われた九重戦のページ。

 

 

日曜日の九重戦。

先発は沢村。

試合開始前、マウンドの沢村の元に御幸が駆け寄る。

 

御幸
「悪くないな。」

沢村も同意。

昨日一日ベンチで休めたので思ったよりも体が動くと言っている。

 

九重は初球からガンガン来るチーム。

沢村はバッターの特徴も渡辺から聞いている。

 

両サイドだけじゃなく、高低も使った揺さぶり。

無駄球を減らしたいので、ナンバーズはゾーンへ集める。

沢村
「九回まで投げ抜くとしたら前半どれだけ球数を押さえられるかですね。」

 

気合の入った表情でそう言う沢村に御幸は、欲張り過ぎだと言う。

合宿の疲れも残っているから、今日は投げ切ることは考えなくていい。

目の前の打者を打ち取ることを優先して考えようと話す御幸。

 

沢村は納得。

 

御幸
「見せてくれよ。

俺がいなかった時の先輩らしいピッチング。」

 


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御幸は戻りながら

(この試合で先発を任された意味・・・

沢村なりに理解しているから気合入ってんだよな・・)

 

沢村
(欲張り過ぎ・・・

そんなに気負って見えたのかな・・俺。)

 

御幸は、沢村が日頃口にしているエースへの強いこだわりを思い浮かべる。

 

沢村は後ろを向いて、ガンガン打たしていくのでバックの皆さんよろしくお願いしますと声をかける。

 

前園や倉持たち野手も口々に沢村を盛り立てる。

その言葉で、みんなも自分が気負っているように見えていたことを感じ取る沢村。

 

バッターボックスに1番バッターが入った。

バッター
(けっこー速いけど・・・

狙えない球じゃない・・

ポイントを前に・・)

 

御幸
(ピッチャーとキャッチャーは一心同体。

お前の正面に座る限り、俺がお前の良さを引き出してやる・・・

その先を手に入れたいなら・・・)

 

沢村、第一球を投げた!!

外角ギリギリ!!

ストライク!

ナイスボールだ!!

ベンチも盛り上がる。

降谷も思わず「ナイスボール」と口に出る。

 

御幸
(構えたところにドンピシャ・・・

そりゃ審判も手を上げるよ。)

 

 

 

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