東大リスニング試験は、座る席で有利不利が分かれる!

つまりスピーカーが設置されている教室前方は聞き取りやすく、後ろの方の席は聞き取りにくい。

明美先生は天野を指さし

「あなたは他の人よりもラッキーだと断言できるわ。」

 


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さて、そのわけは・・

東大入試は会場と座席は毎年ほぼ同じと決まっている。

だから例えば現役で落ちて浪人して受験すると、2年連続で同じ席の場合がある。

だから前もって席が予想のつく受験生がいる。

 

明美先生は、天野は前の方だと断言する。

残念ながら早瀬はわからない。

 

天野と早瀬では何故違うのか。

それは東大受験生は

名字の ” あ ” から ” わ ” で

順番が決められているから。

東大受験会場は100名くらいが入る教室を使用する。

” あ ” から順番に100名に達すると、101人目からは別の教室に入る。

つまり ” あ ” 行の天野は最初の教室の前の方に座ることが確定してるのだ!

 

は行の早瀬は当日教室に入ってみないとわからない。

 

ポイントは事前に情報を掴んでいるかどうか。


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これでリスニング試験が始まる前の心理状態が違う。

 

天野は前の席と知っているから心に余裕がもてる。

早瀬は後ろの席の可能性がある。

音声が聞き取りにくいから注意して聞く必要がある。

 

このちょっとした情報を持っているだけで心構えができる。

 

早瀬は

座席によって聞こえ方に差があるのは不公平だなあ

という感想を漏らす。

 

明美先生は

そんなことはない。

試験は公平で平等。

全ての受験生が同じ形式で受けることで試験は成立している。

その中で個人が感じる不備は、不確実性要素であり規定を細かく設けてルール化すると逆に不平等を生むことになると説明する。

 

「要するに、その人の運。

あとは状況をどう感じるか。

ポジティブに受け取れば運も向いてくるわよ。」

と話す明美先生。

 

早瀬は以前、桜木からも同じ事を聞いたのを思い出す。

天野
(ということは・・・

僕はそんなに悪くないという事?)

 

チャイムが鳴り、いったん休憩。

次は実際に問題にチャレンジ!

 

 

 

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