前回最後、錦えもんが黙っていたこととして話しだした。

カン十郎と雷ぞう、そしてここにいる自分とお菊とモモの助は過去の人物。

「実は我々!!

20年前のワノ国より時を超えてやって来たのでござる!!」

 


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錦えもんが続ける。

ここにはおでん城があったが、正式な名前は九里城。

九里の人たちはおでんの事が大好きでそう呼んだらしい。

 

おでんは破天荒な人物だった。

当時の将軍は光月スキヤキ。

おでんはその息子。

しかし自由人で、暴力事件を繰り返してついには花の都を追放されてしまったという。

 

その頃、ワノ国には無法地と帯呼ばれる場所があった。

各地から追放された罪人や浪人たちが徒党を組んで奪い合い、斬り合い、毎日血が流れるようなところ。

将軍家もさじを投げるほど凶悪な土地。

それがこの 九里 だった。

 

若いおでんはその九里に踏み込んで、

悪党の中でも最も危険な男 アシュラ童子 と大喧嘩をして討ち取った。

やがて全てのならず者たちをまとめ上げた!!

 

おでんは

ならず者たちに働くことを覚えさせて町を築き、城を立てて皆のために桃源農園を作り、自由で笑いの絶えない活気ある郷を作った。

そしてとうとう、将軍スキヤキから九里大名の地位を与えられた。

それがおでん二十歳のころの偉業。

 

錦えもん
「河を作り船場を作り

郷をつなぎ人をつないだ。

おでん様の口癖はこうだ。

窮屈でござる!!」

 

 

その頃、迷子になったゾロは船着き場を発見!

「また乗るか!」

 

 

九里のとある海岸では・・


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イヌアラシ公爵が佇み、昔をしのんでいる。

 

おでん様にはワノ国はちと狭すぎたのだ・・・

懐かしいな

そうだこの海岸だ・・・!

“喋る犬”と“喋る猫”と言い、流れ着いた我らを皆ただ恐れるばかりだったが、おでん様は違った。

 

恥を知れ貴様らァ~!!

異形を恐れるのは己の無知ゆえ!!

そういっておでんはイヌアラシとネコマムシを受け入れた。

 

涙を浮かべるイヌアラシ。

彼こそ我らの恩人・・・!!

彼こそ英雄・・・!

彼こそ主だった!!!

白ひげを魅了し

ロジャーが惚れ込んだ

ワノ国の“侍”!!

 

 

おでん城跡の外では、ローたちハートの海賊団と狛ちよと見張りをしている。

ベポはまだ具合が悪い様子。

 

錦えもんの話が進み・・・

聞いているサンジ、ナミ、ルフィの顔が険しくなる。

ナミは涙を浮かべる

「何そのひどい話!!」

ルフィ
「おでんはどうなったんだよ。」

 

錦えもん
「皆に愛されたおでん様は・・・

そのまま花の都にて・・

罪人として亡くなり申した。」

お菊はひっしに嗚咽を堪えている。

 

ルフィは飛び上がって怒る。

何だとォー!!!

冗談じゃねェ!!

汚ねェ!!!

汚ねェぞオロチ―!!」

 

錦えもんは号泣しながら話す。

その壮絶なるおでん様のしは

20年前の昔話だが

我らにとっては

ほんの数ヶ月前の出来事。

光月おでんという勇ましき武士の最期!!

まだ鮮烈にまぶたに

浮かび申す・・・!!

皆の涙が止まらない。

 

サンジ
「そんな状況からお前らよく助かったな・・」

 

 

 

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