長野県長野市にある信州のシンボル、善光寺。

川中島の戦いの舞台からほど近い名刹。

ここは上杉謙信、武田信玄がともに執着したと言われている。

 


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一生に一度お参りするだけで極楽往生がかなう

と言われている、日本で一番古い仏像が安置されている寺院。

 

不思議なことに善光寺は無宗派の寺。

それは何故かと言うと、千四百年以上前に善光寺が出来た時は、まだ日本に宗派というものがなかったから。

だから、誰でも善光寺にお参りできる。

 

それは、今では当たり前だが、昔は珍しかった。

そんなお寺は多分ここだけ。

身分を問わず、そして女もお参りできた。

 

因みに、戦国時代は有名なお寺は女人禁制が当たり前だった。

当時、女が参拝していい大きなお寺は日本広しと言えども多分ここだけ。

その善光寺があるのが、川中島の目と鼻の先・・・

 

もし謙信が女だったら・・

いや、女だったから・・・

この善光寺の川中島を手に入れたいと、

そう思ったからこそ、武田と十二年も戦ったのかも。

 

 

本庄実乃と宇佐美定満がすだれの中にいる景虎(本当はシロ)に声をかける。

シロは景虎のフリをして、腹が痛いと言ってうなる。

本庄が脈をみようというので、捨丸が慌てて


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大丈夫です。

月のものですから病ではありません!!

と遮る。

 

シロはすだれの中から

武田のその後の動きを尋ねる。

 

宇佐美は

相変わらずの睨み合い。

おそらくこのまま空きを待つつもりだろうと答える。

 

さらの宇佐美は

武田は用心深いから

秋を前に無駄に兵を減らすようなことはしないだろうから大きく仕掛けて来ることはないだろうと予想する。

 

シロ
「そうか・・・

ならばもう少しここで休ませてもらうぞ・・」

 

宇佐美と本庄は戻りながら話す。

明らかにシロの声だった。

昨日から弥太郎と馬もいないから・・

女子に化けて山を越え、今頃はもう無事越後の領地に入っているかも。

 

 

その通りだった。

景虎は宗謙の所に来ていた。

 

景虎は風呂に入ってさっぱりしたところ。

血まみれの股を洗ったら腹の痛みも引いてきたと話す。

 

宗謙が、景虎が戦をほっぽって帰って来た事を責めるようなことを言う。

対し、景虎は

だらだらと川を挟んで互いに見物しているだけの戦など儂の戦ではないという。

武田はこっちをからかっているだけ。

「ならば儂も化かしてやったまでよ。

したり顔の山狐をな。」

 

 

 

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