大阪大会決勝。

2回は両チームとも無得点。

 


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現在3回表、DLの攻撃。

 

スタンドには

菩提先生(元寮監)と海宝、朝日出元コーチ―が来ている。

 

菩提先生は

思っていたのと違うという。

苦難を乗り越え成長した子供たちが元気にグラウンドを駆けまわる姿を見たら、守ってやれなかった悔しさと会えた嬉しさが交差してとめどなく涙が流れるものかと思っていたが・・・

「たくましすぎて引いてしまうとは・・」

菩提先生、引きすぎてグラサンがずれてしまっている。

 

狩野、フルスイングするもバットを折られてピッチャーフライ。

2本目とはいかなかった。

 

菩提先生は続ける。

変えられない過去をいつまでも引きずって、タラレバばかり考えていた自分が情けなくなる。

不祥事後、残った藤巻以外に新しい指導者も見つからず、

6か月の謹慎を経て地獄の底から這いあがり・・・

激戦区大阪大会の決勝まで勝ち上がった・・

 

海宝
「そのプロセスがどれほど壮絶なものやったか・・

考えるだけでも胸が熱なりますね。」

朝日出
「このドラマテックなチームを引っ張る主将が・・

1年前は先輩のバット無断で使ってたんですよ・・

そんな行儀悪い奴が・・・

何か・・ね・・・」

 

朝日出さんは教員免許取得を目指して勉強中らしい・・・

 

菩提先生
「前に進め・・・

子供らに励まされるとは・・・」

 

3回表、DLの攻撃は無得点。


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その裏、快苑の攻撃は

ツーアウトからバッターボックスに万年。

見逃しの三振となったが、ジャッジに不服なのか審判をにらむ。

 

狩野がジャッジに不満たれるとは偉くなったなと軽口をたたくも万年は無視。

 

4回表もDLは無得点。

その裏、快苑の攻撃。

笛吹がフォアボールを選んで1塁へ。

1塁手の狩野が笛吹に話しかける。

「どないかせーよ。

お前の相棒辛気臭いねん・・・

決勝やぞ決勝!!

誰かしんだんけ!!」

 

笛吹
「傷ついたのはあなたのせいよ!!」

 

狩野は全く心当たりがないという。

そんな狩野に笛吹は

胸に手を当てて聞いてみろという。

 

あれは中2の秋。

万年の家で笛吹の誕生日会をした時・・・

狩野は焼き肉をほおばりながら万年に

お前は俺の事ライバルだと思っているかもしれないが

俺はお前の事ライバルだなんて全く思ってない。

と言ったのだった。

それを聞いた万年はショックで涙を浮かべていた・・・

 

笛吹
「何であんなこと言うたんや。

あの子メッチャ繊細やねんで!!」

 

狩野はまだ思い出せない。

人が適当に言ったことにいちいち傷ついていたら人生生きていけないと狩野は言うが・・

笛吹
「何気ない言葉で人は傷つくんや。

ずっと一緒に切磋琢磨してきた友が、お前の心ない一言で苦しんでんのに胸は痛まんか?」

 

そう言われて狩野の胸もすこしは痛んだ様子。

 

 

 

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