演劇サークルの部室で話している夏生と芹沢。

 


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夏生は、

「サークル抜けようと思っててさ。」

と言い出した。

驚く芹沢。

夏生
「俺・・

小説書けなくなっちゃったんだよ。」

夏生の突然の告白に戸惑いを隠せない芹沢。

「それどういうこと?

スランプ的な?」

芹沢は、一時的なものじゃないかと言うが・・

 

夏生は、初めてのことでわからないという。

「オレも最初は深刻に考えていなかったんだけどさ・・」

 

夏生はこのことを蔦谷さんにも話した。

蔦谷さん
「書けなくなった・・?

書く気がなくなったんじゃなく書けなく?

いつから・・・

やっぱり単行本のことがあったからか!?」

 

夏生は、オビの煽り文で炎上したショックは立ち直っていたと話す。

そして、そろそろまた書こうかなとアイドリングのつもりで書き始めた。

まず、テーマで迷った。

青春ものにするか、事件ものにするか。

事件とか絡む話だとまた何かネットで言われそるかな。

いや、そんなこと気にしてたら何も書けなくなる・・

などと考えながらとりあえず書き始めた。


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舞台は田舎。

片田舎の無人駅のホーム。

男が一人途方に暮れたように・・・

ように・・・

 

そこまでだった。

浮かんでいた光景が真っ白になった。

 

夏生は芹沢に

今までも書けなくなったことはあったが、心が立ち直ったらまた書けた。

それが何も・・・

原因はわからない。

所謂燃え尽き症候群なのか、

デマで叩かれたショックなのか。

こんな事初めてで正直どうしていいかわからないと話す。

 

夏生は、この先戻るかどうかわからないし、戻らなければ脚本はかけない。

だからサークルとしてはもう自分は必要ないだろうから辞めようと思うというのだ。

 

芹沢は

絶対そんなことない。

という。

サークルに必要ない人なんていない。

脚本かかなくたって大丈夫。

華先輩の前は皆で話を作っていた。

他にも演出、役者、照明、音響、衣装・・・

やったら面白いこと色々ある。

「小説がなくても、藤井君の価値は変わらないから!」

ひっしに訴える芹沢。

 

夏生は礼を言い、楢さんにも相談してみるといった。

 

 

 

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