–マタニティブルー編(8巻収録) 1話目 あらすじ

冒頭、衝撃的な場面から。

赤ちゃんが大きな声で泣いている。

疲れ切った顔の母親が赤ちゃんの首を締める。

赤ちゃんの泣き声が止み、ぐったりしてしまう・・

 


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社員食堂で昼食をとっている小松、サクラ、下屋。

テレビのニュースを見る。

昨晩の、母親が自分の赤ちゃんの首を絞めてころした事件。

母親は娘と二人きりの生活で、頼れる身内もおらず、将来を悲観してのことだったらしい。

 

ここのところよくある事件。

またシングルマザーへの風当たりが強くなる。

母子家庭で育った小松はシングルマザーが悪く言われるのは辛いという。

この件に関するサクラの見解は ” 確率の問題 ”。

・子育てのパートナーがいないこと

・若年妊娠や望まない妊娠

・経済状態が悪かったり頼れる人がいないというのは、虐待へのリスクを高める。

サクラと下屋が廊下を歩きながら話す。

毎年児童虐待の相談件数は増えているのに、児童相談所や乳児院の人員は足りていない。

虐待で亡くなる年間50人以上の子供の内、約半数を0歳児が占めているという。

このことは周産期医療に携わるサクラたちにとって他人事ではない。

 

どんな親だって子供に手を上げてしまう可能性はある。

サクラ
「出産は母親にとって終わりじゃなくてはじまりだから。」

ペルソナ、夜。

下屋が福山さんという妊婦さんと話をしている。

この福山さんはいつも時間外受診で来る。

これで6回目。

毎回どこも悪くないのに彼氏の愚痴を聞かされる下屋は辟易としている。

 

ナースステーション。

福山さんが帰った後、下屋が皆に福山さんのことを話していると・・

サクラが愚痴くらい聞いてあげればいいじゃない、という。


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福山さんは上に連れ子もいるし、パートナーとはまだ籍も入っていないので不安なのかもしれない。

しかし下屋はぐったりして、さすがに7回も8回もはつきあえない、というと・・

サクラ
「10回でも20回でも聞いてあげればいいんじゃないの。」

また別の日の夜。

ペルソナの授乳室では、お母さん(水谷さん)が泣き止まない赤ちゃんを抱えて途方に暮れている。

小松が声をかけると、

赤ちゃんが全然おっぱいを飲んでくれない、と泣き出す。

当たり前のことができない自分は母親失格なのかと落ち込む彼女。

小松は・・

当たり前のことができなくて、当たり前じゃん。

と言う。

まだ親子になって3日。

おっぱいをあげるほうも、吸うほうも初心者だから。

上手くいかないのは当たり前。

産後は、体がへとへとに疲れているのに、休む暇もない。

気持ち的に下がっているところへさらにホルモンが気持ちを不安定にさせる。

これがマタニティブルー。

マタニティブルーは妊娠中だと思っている人は多いが、

本当は産後2週間くらいの間に起こることを呼ぶ。

だから産後のおお母さんが意味もなく悲しくなって涙が出るという事はよくある。

お母さんが頑張りすぎないという事はすごく大事。

おっぱいが出ない時はミルクがある。

お母さんあっての赤ちゃん。

無理せずに自分をいたわることが大切だと話す小松。

小松は赤ちゃんを預かってあげて、水谷さんを休ませてあげる。

サクラの診察室。

産後1か月の加納さんを診ている。

子宮の戻りも良く、産後の経過は順調。

だが、加納さんの表情がすぐれない。

訳を聞くと加納さんは、自分の子をかわいいと思えないと俯いて言う。

驚く小松。

–マタニティブルー編 1話 ここまで 2話に続く

※三浦芽美の手紙は後半に出てきます。


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