春高三日目。

男子準々決勝。

貉坂 18-12 梟谷


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冒頭、赤葦の中学時代から。

中学時代の赤葦はバレーを一生懸命やっていた。

言われたことを、怒られないように。

そのことに特に疑問は持っていなかった。

バレーは好きでも嫌いでもなかった。

 

木兎のプレーを始めて見た時は衝撃を受けた。

生き生きと、感情を出してプレーする木兎を見て、スターだと思った。

 

そして梟谷に進学して、バレーボール部に入部。

木兎にトスを褒められた。

最高のトスだと言われた。

赤葦にはそれが嬉しかった。

木兎のことをスター選手と言ってはばからなかった。

 

試合に負けると、木兎は凄く落ち込んだ。

木兎は本気で練習をする人。

赤葦も本気で応えた。

 

赤葦も2年なり、関東大会では去年負けた川堀にも負けなかった。

赤葦は木兎と息がぴったり合うようになった。

 

赤葦は大志を抱いて梟谷に入った訳ではなかったが・・・

梟谷に来れてよかったと感じた。

 

 

前回最後、赤葦はツーアタックを臼利に完全に読まれていた。

臼利の読みはこうだった・・


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相手に大きくリードを許し、エースの攻撃は決まらない。

対して、相手のエースは絶好調。

せめて相手を出し抜く1本が決まれば反撃の狼煙となる。

と思うタイミング・・

 

その結果、ぴたり当たった!!

有能なスパイカーがいるにも関わらず、そのチャンスを奪った結果、失点。

セッターのツーアタックでの失点は大罪。

 

赤葦はやや焦っている。

自分を落ち着かせ、この試合を3年生の最後に試合にはさせないつもり。

 

赤葦はスッと真顔に戻って木兎に謝る。

 

 

観客席の音駒のメンバー。

山本も臼利のツーアタックの読みに気づいた。

 

研磨は臼利のサーブに注目する。

1本目のサーブはわざと力を抜いた。

赤葦が木兎を敢えて使わないことを予想してブロックを速攻(まんなか)に絞らせた。

で、取りやすいサーブでより速攻を使いやすい状況を作った。

梟谷の出端と赤葦のメンタルを折る為の誘いのサーブだった。

 

研磨は眉をひそめて

「ヤな事するよね・・」

と言うが、隣で聞いていた黒尾は

お前がやりそうなこと。

と言いたそうな顔で研磨の横顔を見る。

 

 

 

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